阪神・淡路大震災から17年となる17日に向け、被災者らでつくるボランティア団体「神戸・市民交流会」が4日、神戸市灘区の摩耶埠頭(ふとう)で、追悼行事に使う竹灯籠に文字を書き込んだ。
▲追悼行事に向け、竹筒に文字を入れる「神戸・市民交流会」事務局長の山川泰宏さん=4日午前、神戸市灘区(撮影・大山伸一郎)
阪神・淡路大震災から17年となる17日に向け、被災者らでつくるボランティア団体「神戸・市民交流会」が4日、神戸市灘区の摩耶埠頭(ふとう)で、追悼行事に使う竹灯籠に文字を書き込んだ。
同交流会が担当するのは、神戸・三宮の東遊園地である「阪神淡路大震災1・17のつどい」で、「1・17」の形に並べられる「・」の部分約130本分。竹筒は兵庫県内の個人や社会福祉協議会十数団体から届いた。
事務局長の山川泰宏さん(73)が筆を執り、1本ずつ「絆」や「夢」の文字を丁寧に書いた。中には、昨年2月に亡くなった「つどい」の前実行委員長、中島正義さんの名前も。今年は東日本大震災への鎮魂の思いを込め「追悼」や「祈り」「1・17から3・11」などの言葉も入れた。
山川さんは「東日本大震災の被災地への祈りを神戸から届けたい」と話していた。(若林幹夫)
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