1月18日 に掲載された記事

 神戸出身のシンガー・ソングライター平松愛理さんが17日、阪神・淡路大震災復興支援ライブを神戸市中央区の新神戸オリエンタル劇場で開いた。ステージでは東日本大震災被災地への思いを込めて「神戸の街が美しくすこやかで希望に満ちあふれることが、東北の皆さんを元気づけると思う」と語り、19曲を熱唱した。

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▲震災復興支援ライブで熱唱する平松愛理さん=新神戸オリエンタル劇場(撮影・佐々木彰尚)


 神戸出身のシンガー・ソングライター平松愛理さんが17日、阪神・淡路大震災復興支援ライブを神戸市中央区の新神戸オリエンタル劇場で開いた。ステージでは東日本大震災被災地への思いを込めて「神戸の街が美しくすこやかで希望に満ちあふれることが、東北の皆さんを元気づけると思う」と語り、19曲を熱唱した。


 17年前の震災で同市須磨区の実家は全壊。アマチュア時代のバンド仲間らも亡くなった。「歌で神戸を元気にしてほしい」との声を受けて1997年から毎年ライブを開き、収益金を震災遺児支援施設「神戸レインボーハウス」(同市東灘区)に寄付してきた。


 この日は、約650人の聴衆を前に、ヒット曲「部屋とYシャツと私」や、人を思うことの大切さをテーマにした「花と太陽」などを歌った。


 またステージでは、平松さんが東日本の被災地で花を咲かせようと続ける活動の様子も、動画などで報告。人と人との絆の大切さを訴え、「東北への支援の輪を広げたい」と思いを語った。


 公演の収益金は、東北でも計画されているレインボーハウスの設立基金に充てる。(藤嶋 亨)

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