兵庫県などでつくる「ひょうご安全の日推進県民会議」の総会が11日、神戸市内であり、阪神・淡路大震災の発生から丸17年となる来年1月17日に開く「ひょうご安全の日のつどい」の内容が決まった。恒例の「ひょうごメモリアルウォーク」や防災訓練を行うほか、東日本大震災を受けて「絆の発信」をテーマにした東北支援の特別企画を盛り込んだ。
▲3月11日、東日本で起こった大地震で、陸に押し寄せて家屋をのみ込む大津波=11日午後3時55分、宮城県名取市
震災慰霊碑などをめぐる「ウォーク」は、神戸市中央区のHAT神戸をゴールとする東西2ルートあり、東ルートは2キロ・10キロ・15キロ、西ルートは5キロ・10キロ・15キロの各3コース。災害時の徒歩帰宅を想定した「帰宅訓練コース」も設け、企業や学校に参加を呼びかける。
HAT神戸では午前11時50分から、震災犠牲者を追悼する「1・17のつどい」を開催する。
会場では、東日本大震災の被災地支援として「ウォーク」の参加者らから募ったメッセージを展示するほか、東北物産品の販売コーナーなどを設置。復興を考えるトークイベントや歌手の川嶋あいさんのライブもある。
開催内容については、東北の被災自治体にも案内。また、兵庫県内に避難している被災者らには参加を呼びかける。
(岸本達也)
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