2021年9月アーカイブ

 兵庫県NIE推進協議会は、小学校低学年を対象に、最近の新聞から折々の季節を感じる写真や記事を選んでオリジナルの新聞を作る授業を行っています。新聞にはお堅いイメージがあるかもしれませんが、その季節ならではの風物詩や風情、季節の移ろいを伝えるのも新聞の役目です。子どもたちには、写真や記事を切り貼りするだけでなく、写真から思い描いた音や声、手ざわり、感想も書いてもらっています。日本の四季の素晴らしさを感じてほしい。そんな願いを込めてー。

  NIE実践指定校以外でも参加できます。希望される学校はお声掛けください。

 7月12日、神戸市立淡河小学校で行った授業の記事はこちら。

  10月21日、愛徳学園小学校(神戸市垂水区)で行われた授業の寄稿はこちら。

 兵庫県NIE推進協議会は、小学1年生を対象にした「防災授業」を行っています。7月、神戸市立淡河小学校での授業では、熱海土石流の被害を取り上げました。子どもたちはまだ新聞記事を読むのは難しいため、写真を中心に見てもらったり、担任の先生に記事の内容をやさしく説明してもらったりしました。阪神・淡路大震災や東日本大震災のことも話します。自然災害の記事を通じて、子どもたちに「命の大切さ」を学んでほしいと願っています。

 NIE実践指定校以外でも参加できます。希望される学校はお声掛けください。

 淡河小学校で行った授業の記事はこちら。

 兵庫県NIE推進協議会は、1票を投じる意義について考える「主権者教育」の授業を行っています。選挙報道について説明するほか、政治課題を考えるワークショップやゲームも取り入れた参加型の授業です。18歳になった有権者や、間もなく有権者になる児童生徒のみなさんに「投票に行くことが、コロナ対策にも若者の意見を反映させる近道」ということをぜひ知ってもらいたいと思っています。

  NIE実践指定校以外でも参加できます。希望される学校はお声掛けください。

 9月22日、神戸山手女子高校(神戸市中央区諏訪山町)で行った授業の記事はこちら。

 10月5、12日、伊川谷高校(神戸市西区伊川谷町長坂)で行った授業の記事はこちら。

 10月22日、多可高校(多可町中区東山)で行った授業の記事はこちら。

 11月1日、クラーク記念国際高校芦屋校(芦屋市公光町1)で行った授業の記事はこちら。

 11月16日と12月21日、西宮市立西宮高校(西宮市高座町)で行った授業の記事はこちら。

 12月16日、尼崎市立南武庫之荘中学校(尼崎市南武庫之荘4)で行った授業の記事はこちら。

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 衆院選を前に、1票を投じる意義について考える「主権者教育」の授業が9月22日、神戸市中央区諏訪山町の神戸山手女子高校であり、選択科目「時事研究」を受講する3年生約30人が参加した。

 同校は日本新聞協会のNIE実践指定校。選挙権年齢は、国政では2016年の参院選から18歳に引き下げられたが、県内の10代投票率は低く推移している。

 授業は、神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。三好アドバイザーは「投票に行くことが、コロナ対策にも若者の意見を反映させる近道」と強調。関心のある政治課題で生徒が選んだ子育てや防災などについて、新聞やネットで調べる▽友人と意見交換する▽各政党の主張の違いを調べる―ことなどを提案した。

 また20年ぶりのトップ交代となった、7月の兵庫県知事選の選挙報道を例に、重要な要素である世論調査や、開票率が0%なのに「当確」を打てるのはなぜか―などについても話した。

 高本美空さん(17)は「若者の投票率が低いと、国政に意見が反映されないことがよく分かった」、富永咲希さん(18)は「候補者の背景も理解した上で積極的に投票したい」と話した。=23日付神戸新聞朝刊神戸版

[写真説明]ゲームを通じて1票の意義について理解を深める生徒たち=神戸山手女子高校

※「わたしの感想NIE」に生徒のみなさんの感想を掲載しています。

※日本新聞協会NIEサイトにも「1票の意義考えよう 兵庫県推進協が主権者教育で出前授業」としてリポートが掲載されています。リポートは こちら。

■伊川谷高校(9月21日、対象・2年生12人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが、新聞記事のポイントを短い言葉で表す「見出し」について授業を行った。生徒たちは、プロ野球の大谷翔平選手や東京五輪、県内各地の紅葉、桜、雲海の名所などの記事を題材に、見出しの付け方を学んだ。

生徒の感想

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神戸新聞アドバイザーが講師に 

  新聞記事のポイントを短い言葉で表す「見出し」について学ぶ授業が9月21日、神戸市西区伊川谷町長坂の伊川谷高校であり、2年生12人が参加した。神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。

 同校は日本新聞協会のNIE実践指定校。「新聞の持つ表現力」を学ぶことをメインテーマに、授業で新聞を活用している。

   授業では、プロ野球の大谷翔平選手や東京五輪、県内各地の紅葉、桜の名所などの記事を題材に、見出しの付け方を学んだ。朝来・竹田城跡の雲海の記事では、城跡が雲海の中に浮かんで見える様子をどう表現するか考えた。

   三好アドバイザーは「逆に言えば、仮見出しを考えてから文章を書くとスムーズにいく」と話した。

   徳岡あたりさん(16)は「見出しを考えるのは難しかった。こつを習得して文章を書くときに役立てたい」、新居優利さん(16)は「文章に込めた思いを読む人にどう伝えるか、自分だけの見出しを考えたい」と話した。

[写真説明]三好アドバイザーの話を聞く生徒たち=伊川谷高校

※「わたしの感想NIE」に生徒のみなさんの感想を掲載しています。

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神戸新聞アドバイザーが講師に

 新聞記事の肝である「見出し」について学ぶ授業が9月7日、伊丹市の天神川小学校(荒牧南3)であった。神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師となり、5年生132人に実際の新聞記事を教材にしてどのように見出しができているかなどを教えた。

 授業は、「5W1H」「逆三角形」の文章構造といった新聞の基礎から始まり、プロ野球の大谷翔平選手や東京五輪に関する記事を見ながら、見出しのつけ方やポイントを学ぶ。

 三好シニアアドバイザーは「言葉を大切にしよう」と呼び掛け、形容詞の言い換えや、歌の歌詞など自分の好きな言葉をまねすることの重要性も伝えた。

 終盤の練習問題では、能勢電鉄で天井にヒマワリを飾り付けた車両が運行している―という阪神版の記事がお題に。実際の見出しは「天井満開 夏色の電車」だったが、子どもたちは原稿の中から大事な言葉を探し、中には「おひさま電車」という秀逸なものも出てきた。

 授業を受けた渡邉沙季さん(11)は「短い見出しを付けるのがこんなに難しいと思わなかった。もっと新聞を読んでみたくなった」と話した。(村上貴浩)=8日付神戸新聞朝刊阪神版

[写真説明]新聞記事の見出しの付け方を教わる小学生たち=天神川小学校

 児童の感想 今林星七(せな)さん(11)「クイズ形式で学び、見出しが重要なことがよく分かった」、土山裕太郎さん(11)「分かりやすい見出しを付けるのは新聞社にとって大変な仕事だと感じた」

※「わたしの感想NIE」に児童のみなさんの感想を掲載しています。