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1票の意義学ぶ クラーク記念国際高校芦屋校

   1票を投じる意義について考える「主権者教育」の授業が11月1日、芦屋市公光町1のクラーク記念国際高校芦屋校であり、3年生47人が参加した。

 選挙権年齢は、国政では2016年の参院選から18歳に引き下げられたが、県内の10代投票率は低く推移している。

 授業は、神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務め、「投票に行くことが、コロナ対策にも若者の意見を反映させる近道。衆院選は終わったが、政治に関心を持ち続けてほしい」と呼び掛けた。

 生徒たちは、滋賀県立大学環境科学部の村上一真教授が開発した、国の予算額から「1票の価値は約205万円」と算出する計算式や、投票に行かないと意見が反映されないことを体感するゲームを通じ、1票の大切さを学んだ。

 「どの政治課題に関心があるか」を考えるグループ討議では、各グループから差し迫った課題として、コロナ下の観光振興や社会保障、経済・財政、子育てなどが上がった。三好アドバイザーは、26年前の阪神・淡路大震災から得た教訓にも触れ、「国の防災政策に関心を持ち、投票行動につなげてほしい」と強調した。

[写真説明]1票の意義について学ぶ生徒たち=クラーク記念国際高校芦屋校

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生徒の感想

※神戸山手女子高校、県立伊川谷高校、県立多可高校(2回)、西宮市立西宮高校(2回)、流通科学大学、尼崎市立南武庫之荘中学校、神港学園高校、蒼開高校でも同様の授業を行いました。

※この「主権者教育」の授業は、兵庫県NIE推進協議会がNIE(教育に新聞を)活動の一環として取り組んでいます。日本新聞協会NIEサイトにも「1票の意義考えよう 兵庫県推進協が主権者教育で出前授業」としてリポートが掲載されています。リポートは こちら