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投票に行き意思表示を 神戸山手女子高 神戸新聞社員が選挙の意義語る

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 衆院選を前に、1票を投じる意義について考える「主権者教育」の授業が9月22日、神戸市中央区諏訪山町の神戸山手女子高校であり、選択科目「時事研究」を受講する3年生約30人が参加した。

 同校は日本新聞協会のNIE実践指定校。選挙権年齢は、国政では2016年の参院選から18歳に引き下げられたが、県内の10代投票率は低く推移している。

 授業は、神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。三好アドバイザーは「投票に行くことが、コロナ対策にも若者の意見を反映させる近道」と強調。関心のある政治課題で生徒が選んだ子育てや防災などについて、新聞やネットで調べる▽友人と意見交換する▽各政党の主張の違いを調べる―ことなどを提案した。

 また20年ぶりのトップ交代となった、7月の兵庫県知事選の選挙報道を例に、重要な要素である世論調査や、開票率が0%なのに「当確」を打てるのはなぜか―などについても話した。

 高本美空さん(17)は「若者の投票率が低いと、国政に意見が反映されないことがよく分かった」、富永咲希さん(18)は「候補者の背景も理解した上で積極的に投票したい」と話した。=23日付神戸新聞朝刊神戸版

[写真説明]ゲームを通じて1票の意義について理解を深める生徒たち=神戸山手女子高校

※「わたしの感想NIE」に生徒のみなさんの感想を掲載しています。

※日本新聞協会NIEサイトにも「1票の意義考えよう 兵庫県推進協が主権者教育で出前授業」としてリポートが掲載されています。リポートは こちら。