■播磨南高校(11月29日、対象・2年生26人) 毎日新聞明石通信部の入江直樹記者が、取材方法や見出しの付け方などについて解説した。見出しは記事の内容を一目で伝え、文字の大きさがニュース価値を示していると説明。記事中の5W1Hから特に重要な二つを取ると、的確な見出しになると強調した。
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■山崎高校(11月6日、対象・1年生約180人) 神戸新聞宍粟・佐用支局長の村上晃宏記者が講師を務めた。生徒たちは新聞記事を基に、宍粟市の現状や課題を学習。村上記者は「通学路の危険性や勉強場所の確保など、身近な所に課題を見つけるヒントがある」と説明。インタビューの留意点も伝えた。
■姫路市立豊富小中学校(11月11日、対象・5年生約80人) 読売新聞姫路支局の田村創記者が講師を務めた。米大統領選の結果を伝える朝刊を手に、新聞の紙面構成や読み方を説明。「新聞は多くの人の手を経て出来上がっている。新聞からさまざまな知識を得て、生き抜く力にしてほしい」と呼びかけた。
■神戸市立高倉中学校(11月7日、21日、対象・2年生132人) 神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。「トライやる・ウィーク」の体験を校内発表する生徒たちに事前に取材の仕方を、体験後は発表資料のまとめ方を説明し生徒たちは5日間を体験を振り返った。
■養父市立宿南小学校(10月16日、対象・5~6年生6人) 神戸新聞教育ICT部の武藤邦生次長が講師を務めた。児童はそれぞれ林間学校や修学旅行の思い出を新聞作りアプリ「ことまど」を使って製作。この日は一人一人が出来上がった新聞を紹介し、武藤次長が講評、よい点や工夫したい点を挙げた。
■西宮市立浜脇中学校(10月18日~11月1日、対象・3年生283人) 衆院選に合わせ、生徒たちが兵庫7区(西宮市南部、芦屋市)の模擬投票を行った。教育無償化▽裏金問題▽世界平和ーなどを基準に選んだという。開票結果は実際の選挙と順番が食い違ったが、1~3位は実際と同様、接戦となった。
■のじぎく特別支援学校(10月30日、対象・高等部1年生12人) 神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが新聞の特長である網羅性や一覧性を説明し、「問題提起し読者に考えてもらうのが記者の役目」と強調。「新聞は歳時記でもある。紙面から秋や冬を感じてほしい」と話した。
■姫路市立飾磨中部中学校(11月6日、対象・3年生約90人) 神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが自己PR文や小論文の書き方を説明。前者は自身の強みを具体的エピソードを交えて書く、後者は新聞などを通じ基礎知識を習得し、自分の考えをもつーなどをポイントに上げた。
■愛徳学園中学校(10月23日、対象・3年生約20人) 修学旅行で訪れた被爆地広島を題材に班ごとに新聞を製作し、同学園小6年生を対象に「平和の授業」を行うのを前に、神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーから、記事の書き方や見出しの付け方、紙面整理の要点などを学んだ。
■姫路市立飾磨中部中学校(10月25日、対象・1年生80人) 神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。被爆地広島で校外学習をする生徒たちに、ヒロシマ・ナガサキや神戸・姫路空襲、沖縄戦の惨状を伝え、「努力し続けなければ『平和』はつかみとれない」と訴えた。
■姫路市立あかつき中学校(9月30日、対象・1~3年生24人) 神戸新聞姫路本社の井上駿記者が講師を務めた。外国にルーツがあったり、家庭の事情などで十分に義務教育が受けられなかったりした生徒が受講、昨年4月の同校開校までの歩みを取り上げた記事などを通し、新聞の役割や読み方を伝えた。
■網干高校(9月25日、対象・2年生40人) 神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが「阪神・淡路大震災」をテーマに授業を行い、「当時を知らない世代が、大震災を語ってほしい」と呼びかけた。生徒たちが防災ツーリズムに取り組むのを前に、29年前の震災を知ろうと企画した。
■県西宮高校(9月18日、対象・1年生約30人) まちづくりや地域に関わる仕事をしている人から話を聞き、自分に何ができるかを考える特別授業があり、16人が講師を務めた。神戸新聞阪神総局の広畑千春記者は「『事実』って?」と題して、記者の仕事や事実確認など取材で心がけている点を説明した。
■のじぎく特別支援学校(9月17日、対象・高等部2年生20人) 神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。「パリ五輪閉幕」を報じた朝刊をめくりながら、新聞の特長である記事の網羅性や一覧性を知ってもらった。「権力を監視する」新聞記者の仕事や意義も伝えた。
■湊川高校(9月13日、対象・3年生19人) 10月、沖縄に修学旅行に行く生徒たちに、神戸新聞報道部の津谷治英記者が沖縄戦や神戸市須磨区出身の島田叡沖縄県知事(当時)について、神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが琉球王国からの歴史や、兵庫と沖縄の関わりを語った。
■伊川谷高校(9月10日、対象・1年生29人) 神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが阪神・淡路大震災をテーマに授業を行った。大震災当日、神戸・三宮の神戸新聞本社で宿直勤務だった体験のほか、8月発表された「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」について話した。
■甲南小学校(9月3日、対象・3年生56人) 神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。児童たちは7月16~18日、養父市の鉢伏高原で宿泊体験した。授業では、思い出を新聞にまとめるのを前に、記事の書き方や見出しの付け方、紙面レイアウトのポイントを学んだ。
■南あわじ市立沼島小中学校(7月3日、対象・小学5年~中学3年25人) 神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが「記者はニュースをどう見つけるか」をテーマに話した。淡路島内の記事を例に、定点観測を怠らない--などのポイントを挙げた。新聞の読み方についても説明した。
■姫路市立家島中学校(5月28日、6月11日、対象・2年生7人) 神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務め、「トライやる・ウィーク」の体験を個人新聞にまとめる生徒たちに取材や新聞製作のノウハウを伝えた。「記事を書くことで体験がよりリアルになる」と話した。
■神戸甲北高校(6月18日、対象・2年生192人) 神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。同校では生徒たちが各自テーマを決め、インタビューやフィールドワークなどの取材を重ね、その成果を発表する。授業では取材のこつやプレゼンのポイントなどを学んだ。
■明石市立高丘中学校(5月23日、6月10日、対象・2年生121人) 神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務め、生徒たちに「トライやる・ウィーク」で見聞したことを新聞にまとめるノウハウを教えた。「働く楽しさや意味を考え、新聞を製作しよう」と呼びかけた。
■姫路市立夢前中学校(5月27日、6月10日、対象・2年生133人) 神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが、「トライやる・ウィーク」の体験を個人新聞にまとめる生徒たちに、取材のポイントや記事の書き方を教えた。「具体的に、細かな部分も記事にしよう」と呼びかけた。
■姫路市立網干西小学校(5月30日、対象・5年生57人) 神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。児童たちが、藤ノ木山野外活動センター(姫路市山田町)で行った4泊5日の自然学校の思い出を新聞にまとめよう―と記事の書き方や紙面レイアウトのポイントを学んだ。
■西宮市立浜脇中学校(5月29・31日、対象・2年生計30人) 神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。生徒たちが「好きなもの・趣味・特技」をテーマにお互いにインタビューし記事を執筆、相手が話している写真も押さえ、新聞にまとめた。記者の仕事についても学んだ。
■伊川谷高校(6月4日、対象・1年生30人) 神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが「新聞の表現法」をテーマに授業を行った。記事は初めに結論を書く「逆三角形」スタイルを採用していることや、報道写真の撮り方、紙面レイアウトなど「伝わりやすい紙面」の工夫について話した。
■須磨友が丘高校(4月26日、対象・1年生240人)神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが、新聞の特長や読み方をテーマに授業を行った。生徒たちは新聞から気になる記事を選んで疑問点をネットで調べたり、兵庫の地名の入った記事を探したりするワークショップにも取り組んだ。
■小野市立河合小学校(3月7日、対象・4、5年生72人) 神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが阪神・淡路大震災をテーマに授業を行った。能登半島地震にも触れ「南海トラフ巨大地震に備えたい」と強調。児童らに、災害時に使える新聞紙スリッパや段ボールベッドを作ってもらった。
■愛徳学園小学校(2月15日、対象・5年生21人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが「記者の仕事」をテーマに授業を行った。取材の仕方などを説明。三好アドバイザーによる先生へのインタビューと記事作成や、児童同士のインタビュー体験、「神戸新聞ができるまで」の動画放映もあった。
■神戸市立横尾小学校(2月2日、対象・6年生43人) 須磨友が丘高生16人が、29年前の阪神・淡路大震災と元日に発生した能登半島地震を報じた新聞を教材に、防災の大切さを伝える「小高連携授業」を行った。二つの地震の避難所生活の記事を通し、共通点や気づいた点、自身が欲しい支援などを話し合った。
■西宮市立浜脇中学校(2月9日、対象・2年生約280人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが「主権者教育」の授業を行った。「大学の学費無償化」の賛否を問う選挙シミュレーションゲームを通じ、生徒に1票の重さを考えてもらった。関心のある政治課題についてグループ討議も行った。
■山崎高校(1月31日、対象・2年生約150人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが記者の仕事や新聞の役割をテーマに授業を行い、「自分の記事がきっかけで社会が動いたときにやりがいを感じる」などと話した。同校は2024年度から、日本新聞協会のNIE実践指定校に決まっている。
■神戸市立鶴甲小学校(1月30日、対象・5年生約70人) 神戸新聞報道部の劉楓音記者が出前授業を行い、記者の仕事の魅力を話した。同校を取り上げた過去の記事などを使って、新聞づくりを解説。自身が取材した餅つきイベントを例に、イベントに込めた当事者の気持ちも記事に盛り込んだことを紹介した。
■神戸市立丸山中学校西野分校(1月31日、対象・18歳~70代の約10人) 産経新聞神戸総局の香西広豊記者が「新聞ができるまで」をテーマに授業を行った。外国出身者が多い夜間中学での授業。「新聞は四季に合わせた伝統行事も知ることができる。興味ある記事の写真や見出しから見てほしい」と呼びかけた。
■姫路市立豊富小中学校(11月14日、対象・5年生62人) 神戸新聞の森下陽介記者が出前授業を行い、新聞記者の一日や新聞ができるまで、取材したり記事を書いたりするときのコツについて話した。自身が書いた記事を見せながら、実際にその場で取材したからこそ書ける言葉を使うことの大切さを伝えた。
■神戸市立高倉中学校(1月22日、対象・1年生120人) 神戸新聞の名倉あかり記者が阪神・淡路大震災をテーマに授業を行った。自身の震災関連記事を紹介し「被災者にとって震災は終わっていない」と強調。神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーは災害用段ボールベッドなどの作り方を教えた。
■神戸市立白川小学校(1月23日、対象・5年生52人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが阪神・淡路大震災をテーマに授業を行った。宿直勤務時に襲ってきた震度7。その瞬間の様子や神戸新聞社のホストコンピューターがダウンし、京都新聞社に新聞発行を依頼するまでの経緯などを語った。
■神戸市立横尾小学校(1月15日、対象・6年生41人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが、発生から29年がたつ阪神・淡路大震災をテーマに授業を行った。当時の取材を振り返り、「現実を伝えることで、全国に助けを求めたい。祈りにも似た気持ちで記事を書き続けた」などと話した。
■神戸市立葺合高校(1月18日、対象・1年生50人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが新聞の読み方や記者の仕事について話した。「新聞は多様な記事を一覧でき、不得意分野のニュースを入手しやすい」と説明。能登半島地震を受け「人命と人権を守ることが新聞社の使命」と強調した。
■神戸市立高倉中学校(1月12日、対象・1~3年生394人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが阪神・淡路大震災当時を振り返り、「安全安心情報の提供」など大規模災害時の新聞の役割を語った。能登半島地震であらためて問われている避難所での感染症対策や寒さ対策についても話した。
■川西市立清和台中学校(12月8日、対象・1年生約170人) 阪神・淡路大震災の発生当時取材に当たった神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーと、大震災の年に生まれ、現在防災を担当する神戸新聞の名倉あかり記者が、震災報道をテーマに講演した。生徒や教員を交えたパネル討議もあった。
■のじぎく特別支援学校(12月13日、対象・2年生12人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが授業を行った。生徒たちは、神戸新聞写真ニュースからイチオシ記事を探したり、トップ記事を選んだりするワークを通じて、多様なニュースを価値の大小を判断して掲載する新聞の特長を学んだ。
■三木北高校(12月21日、対象・1年生95人) 時事通信神戸総局の水島信総局長が「日本の政治・外交」と題して講演した。首相官邸担当記者や政治部長を同社で務めた経験から、歴代首相の横顔や国会取材の裏話、自民党安倍派の政治資金パーティー裏金疑惑、日本外交の課題、内外の人権問題などを語った。
■須磨友が丘高校(12月15日、対象・1年生約240人) 朝日新聞阪神支局の勝亦邦夫支局長が「物事とオモテとウラーキシャ目線でとらえたら」と題して授業を行った。脱炭素化のため推進される風力発電や、ふるさと納税などについて新聞記事を引用しながら、同じ出来事でも多様な見方があることを伝えた。
■伊川谷高校(11月21日、対象・1年生24人) 日経新聞神戸支社の岩本隆支局長が、「わかりやすい日本語」の書き方や企画記事のテーマをどう設定するかについて授業を行った。「1つの文章や1段落が長くなりすぎないように」とアドバイス。テーマ設定では「社会に潜む問題に着目しよう」と呼びかけた。
■姫路市立豊富小中学校(11月10日、対象・9年生83人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが「主権者教育」をテーマに授業を行った。「大学学費無償化」をテーマに選挙シミュレーションゲームを行ったり、生徒らが関心のある政策課題を意見交換したりした。今後、選挙報道について学ぶ。
■甲南高校(10月20日、対象・全学年から120人) 8月まで朝日新聞ヨーロッパ総局員だった金成隆一記者(現大阪本社社会部次長)が「死の通り ブチャ生存者の証言―特派員が語るウクライナ」と題し講演した。金成記者はロシアによるウクライナ侵攻前後の2022年に4回、首都キーウなどで取材した。
■加古川市立加古川中学校(10月23日、対象・3年生324人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが「循環型社会」をテーマに授業を行った。生徒たちは県内の実践例の紹介記事を読み、4つのR(Reduce、Reuse、Recycle、Refuse)を意識した暮らしについて考えた。
■南あわじ市・広田中学校(10月17日、対象・1年生47人) 神戸新聞淡路総局の荻野俊太郎記者が講師を務め、初任地・淡路島での記者の仕事の面白さや、将来目指す記者像について語った。生徒たちは荻野記者に「淡路島の魅力は何か」などと取材し、一部の生徒はその内容をもとに記事づくりに挑戦した。
■姫路市立大塩小学校(10月18日、対象・4年生59人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務め、書写山円教寺(姫路市書写)で行った林間学校の体験をそれぞれ新聞にまとめるのを前に、何をトップニュースにするか考え、記事の書き方や見出しのつけ方、レイアウトの要点を学んだ。
■姫路市立大塩小学校(9月20日、対象・4年生59人) 10月10日、書写山円教寺(姫路市書写)で行う林間学校の体験を児童たちが新聞にまとめることになり、神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーから取材のポイントを聞いた。次回は記事の書き方やレイアウトの仕方など新聞製作のコツを聞く。
■神戸市立横尾小学校(9月8日、対象・6年生44人) 毎日新聞神戸支局の栗田亨記者が「ニュースの集め方、見出しのつけ方」をテーマに講演した。「誰もがフェイクニュースを作り出せる時代。発信元を確認してニュースの真偽を見分けることが必要」と強調。記事に見出しをつけるワークショップも行った。
■姫路市立網干西小学校(9月4日、対象・5年生55人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが「新聞の読み方」をテーマに講演した。新聞の特長として、網羅性▽一覧性▽信頼性―などを挙げ、 「多様な記事を一覧できる新聞から、あまり関心がない分野を含めて情報を得よう」と呼びかけた。
■神戸市立高倉中学校(9月1日、対象・2年生149人) 来春、沖縄に修学旅行に行く予定の生徒たちに、神戸新聞報道部の津谷治英記者が沖縄戦や同市須磨区出身の島田叡沖縄県知事(当時)について、神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが、太平洋戦争時の神戸などの空襲被害について語った。
■有馬高校(7月13日、対象・2年生197人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが「新聞の読み方」をテーマに授業を行った。「多様な情報を得るには、記事を一覧できる新聞から、不得意分野の記事を入手するのが近道」と強調。朝刊から「夏」を感じる記事を探すワークショップも行った。
■加古川市立加古川中学校(5月23日、6月14日、対象・2年生295人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。生徒たちは、就業体験「トライやる・ウィーク」で見聞きしたことを新聞にまとめよう―と、事前に取材やインタビューのコツ、事後に新聞づくりのポイントを学んだ。
■伊川谷高校(6月20日、対象・1年生30人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが「新聞の持つ表現力」をテーマに授業を行った。読者によく伝わるよう、記事は「5W1H」を押さえ「逆三角形」で書く▽写真はテーマに沿った材料を写し込む▽レイアウト上の禁じ手がある、などと説明した。
■専修学校クラーク高等学院芦屋校(5月30日、対象・3年生4人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。生徒たちが職業実習の体験を新聞にまとめるのに役立ててもらおうと、記事の書き方やレイアウトのポイントを説明した。記事に見出しを付けるワークショップも行った。
■西宮市立浜脇中学校(5月26日、対象・2年生12人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。生徒たちは「好きなもの」をテーマに互いにインタビューして紙面化したり、この日の朝刊から気になる記事を選んで疑問点を調べたりした。新聞の読み方や記者の仕事についても学んだ。
■有馬高校(3月17日、対象・2年生233人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文アドバイザーが「主権者教育」の授業を行った。同校は2023年度から、日本新聞協会のNIE実践指定校に決まっている。生徒たちはゲーム形式の模擬投票や興味のある政治課題についての意見交換を通じて1票の重さを考えた。
■姫路市立大塩小学校(3月15日、対象・3年生59人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが、記事に見出しを付ける授業を行った。トルコ・シリア大地震や囲碁の仲邑菫三段が最年少でタイトル獲得、4年ぶりの姫路城マラソンなどの記事について、児童は自分が考えた見出しを次々に発表した。
■尼崎市立立花南小学校(3月6日、対象・2年生91人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが、記事に見出しを付ける授業を行った。児童は「こども新聞写真ニュース」などを教材に、ニュースは何か考える▽自分の言葉で書く▽数字など具体的に書く--など要点を学びながら見出しを考えた。
■神戸市立横尾小学校(2月15日、対象・5年生46人) 読売新聞神戸総局の高田果歩記者が、新聞の魅力や記者の仕事を紹介した。「情報を正しく、より分かりやすく伝えるため、自分が理解できるまで丁寧に取材している」と心構えを話した。児童からは、記事を書くのに要する時間など多数の質問が寄せられた。
■神戸市立横尾小学校(1月23日、対象・5年生46人) 須磨友が丘高校1、2年生16人が「28年前、阪神・淡路大震災を新聞各紙がどう伝えたか」をテーマに「小高連携授業」を行った。児童は建物倒壊や救助活動、避難所生活、ライフライン複合被害などの記事を読み、「災害時に自分ならどうするか」を考えた。
■加古川市立加古川中学校(1月17日、対象・全校生960人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが「阪神・淡路大震災」をテーマに授業を行った。「震災に翻弄(ほんろう)された人たちの、生きた証しを残すことも新聞の大切な役目」と強調した。授業は各教室にもオンラインで配信された。
■県立西宮高校(12月15日、対象・2年生280人) 日経新聞神戸支局の岩本隆支局長が「新聞記者の仕事と裏付けの大切さ」と題して講演した。「記事を書くには徹底した裏付けが大切。『その情報は本当か』というクールな視点が求められる」と強調し、SNSの情報はあくまで参考で、など注意点を挙げた。
■須磨友が丘高校(12月15日、対象・1年生224人) 毎日新聞神戸支局の中田敦子記者が講演した。盗撮の疑いで逮捕された男性とその恋人の女性を追った記事を題材に「事件の裏には、加害者やその周囲の人、被害者それぞれの思いがある。ニュースを見る際は多角的な視野を持って考えてほしい」と話した。
■神戸山手女子高校(11月9日、対象・3年生22人) 毎日新聞神戸支局の村田愛記者が講師を務めた。明石歩道橋事故の発生20年を機に取材した記事などを紹介し、「被害者や遺族の『声なき声』を伝えるよう意識している」と強調。「早く正確に情報提供するため、新聞はしばしばチームで作られる」と話した。
■伊川谷高校(12月13日、対象・1年生40人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが「人権を考える」と題して講演した。人権問題を扱った記事を紹介し、ネットいじめなどについて考えてもらった。「人権を侵害する最大の愚行が戦争」と指摘し「戦争反対の声を上げ続けよう」と呼び掛けた。
■姫路市立豊富小中学校(11月8日、対象・7年生99人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが「播磨の戦争遺跡と平和の遺産」と題して授業を行った。1945年の姫路空襲や播磨各地に立つ空爆犠牲者の慰霊碑を紹介。「戦争を知らない世代が戦争の記憶を語り継ぐことの大切さ」を強調した。
■神戸市立淡河小学校(10月24日、対象・5年生8人) 朝日新聞神戸総局の堀江泰史総局長が授業を行った。ニュース価値を判断し、どの記事を1面に載せるか決める編集会議など、新聞が発行されて各家庭に届くまでの流れを説明。児童たちは実際の取材カメラで写真を撮る体験を通し、記者の気分も味わった。
■南あわじ市・広田中学校(10月21日、対象・3年生48人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが「主権者教育」の授業を行った。生徒たちは「大学学費無償化」をテーマにした模擬投票や選挙報道の解説、関心のある政治課題を選ぶワーク、議会広報紙の紹介などを通し、1票の重さを学んだ。
■養父市立宿南小学校(10月12日、対象・3、4年生6人) 神戸新聞養父支局長の桑名良典記者が「自分らしい新聞を作ろう」と題して授業を行った。児童たちは同校で9月にあった運動会をテーマにした新聞作りに挑戦。桑名記者は「一輪車の練習を頑張ったなど、それぞれの感想を記事に書こう」と呼び掛けた。
■尼崎市立立花南小学校(9月21日、対象・5年生108人) 神戸新聞阪神総局の浮田志保記者が授業を行った。児童たちは新聞の掲載された記事を題材に、見出しを付けることに挑戦。分かりやすい記事の書き方についても学んだ。浮田記者はペンやノートパソコンなど、新聞記者にとっての七つ道具も紹介した。
■神港学園高校(9月13日、対象・2年生17人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが「あなたにとってウクライナ問題とは」と題して授業を行った。生徒たちは「戦争終結に向け、私たちにできること」を話し合った。東西冷戦時代から今日までの歴史的経緯や、有事の新聞の読み方も学んだ。
■神戸市立丸山中学校西野分校(9月16日、対象・1~3年生約20人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが授業を行った。外国出身者の多い夜間中学での授業。新聞の読み方を伝えたほか、記事から兵庫の「秋」を探すワークショップを通し、折々の風物詩を伝える新聞の一面に触れてもらった。
■クラーク記念国際高校芦屋校(9月2日、対象・1年生89人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが「主権者教育」の授業を行った。「投票に行くことが、外交や防災対策に若者の意見を反映させる近道」と強調。生徒たちは「どの政治課題に関心があるか」を考えるワークショップも体験した。
■伊川谷高校(9月9日、対象・3年生12人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが「18歳成人のあなたへ」と題して授業を行った。「社会の出来事に関心を持ち、共感したり疑問に感じたりすることが大切」と強調。記事の読み比べや自分ごととして考えるなど、有事の新聞活用法にも触れた。
■播磨特別支援学校(9月8日、対象・3年生31人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが「主権者教育」の授業を行った。今夏の参院選を例に、新聞の社会的任務である選挙報道について説明。選挙シミュレーションゲームなどを通じ「投票するのは自分のため」ということを体感してもらった。
■NIE兵庫セミナー(7月9日・神戸市内、対象・3年生10人) セミナーは教員やNIE関係者向けだが、「『探究』...NIEで有事の背景を考える」をテーマとし、講師の一人、浜脇中学校の西村哲教諭が春以降、同校で行ってきたウクライナ有事の授業を紹介することもあり、教え子の有志が特別参加した。
生徒の感想 NIE兵庫セミナーで意見発表する浜脇中学校の生徒
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■伊川谷高校(6月28日、対象・1年生30人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが「新聞が持つ表現力」をテーマに授業を行った。前文に大事な内容を書く「逆三角形」の意味や、紙面の真ん中に中くらいの目立つ記事や写真を置くなどのレイアウト術を説明。記事に見出しを付ける体験もした。
■兵庫高校(5月30日、6月1日、対象・2年生272人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが「新聞からウクライナ侵攻を考える」をテーマに授業を行った。有事の情報リテラシーを養うとともに、国際社会がこれ以上分裂しないよう努め、戦争終結に向けて何ができるか考えようと呼び掛けた。
■葺合高校(6月3日、対象・2年生10人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが「新聞づくりのテクニック」をテーマに授業を行った。レイアウトのヒントとして、写真や絵を置くと紙面がグッと引き締まる▽縦見出し、横見出し、横書き記事を組みわせると紙面が映える―などと助言した。
■播磨特別支援学校(5月19日、対象・3年生25人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが「はじめての新聞~新聞記者に聞く新聞の読み方」をテーマに授業を行った。網羅性、一覧性、信頼性など新聞の特長と、「人命と人権を守る」「有事のライフライン」など新聞の役割について説明した。
■須磨友が丘高校(4月13日、対象・2年生約240人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが「新聞を使った調べ学習」の授業を行った。生徒たちは朝刊から気になる記事を選び、A3判の用紙に貼り付け、周りにネットで調べたことや感想を、他の生徒の用紙には記事の感想などを書き込んだ。
■伊川谷高校(4月18日、対象・3年生41人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが「ウクライナ有事と新聞報道」をテーマに授業を行った。ロシアに対する日本の経済制裁についても解説。生徒たちは数人ずつのグループに分かれ、「戦争終結に向け、わたしたちに何ができるか」を話し合った。
■多可高校(3月17日、対象・1年生61人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが「知っておきたいトレンドニュース」をテーマにZoom授業を行った。ロシアによるウクライナ軍事侵攻の記事を使って、有事における情報の見極め方を考えた。会員制交流サイト(SNS)の功罪にも触れた。
■兵庫教育大付属中学校(3月10日、対象・1、2年生14人) 生徒たちがそれぞれ、国連の「SDGs(持続可能な開発目標)」に関連した記事を選び、調べ学習した成果をまとめた新聞の発表会があった。神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが、生徒たちの取り組みや紙面の工夫を高く評価した。
■尼崎市立立花南小学校(2月28日、対象・6年生110人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが「有事におけるメディアリテラシー」をテーマに授業を行った。ロシアのウクライナ侵攻について取り上げ、真偽入り交じった情報とどう向き合うか説明し、平和な世界を築く大切さを強調した。
■兵庫教育大付属中学校(2月17日、対象・1、2年生12人) 神戸新聞社教育ICT部の武藤邦生記者が、同社が開発したクラウド型アプリ「ことまど」を使った新聞作成を指導した。2人一組になって「興味を持っていること」などをインタビュー。見出しや記事を入力し、写真を取り込んで、新聞を仕上げた。
■兵庫教育大付属中学校(2月3日、対象・1、2年生14人) 脱炭素の取り組みや無国籍の子の増加など、生徒たちが「SDGs」に関連した記事を選び、神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが、兵庫の取り組みや賛成・反対意見を調べるーなどを助言した。生徒たちは調査し新聞にまとめる。
■播磨特別支援学校(1月28日、対象・2年生6人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが阪神・淡路大震災をテーマに授業を行い、震災の日、宿直勤務だった体験を語った。障害者の災害対応について「仮設住宅のバリアフリー化や、広域避難の際の移動手段の確保が課題となる」と指摘した。
■愛徳学園中・高校(1月26日、対象・高校1~2年61人) 毎日新聞神戸支局の中田敦子記者が記事ができる過程をリモートで話した。医療用かつらの購入を補助する県の制度が、患者の居住地によっては使えないと指摘した自身の記事を題材に「弱い人の立場になって考えることを意識している」と語りかけた。
■兵庫教育大付属中学校(1月27日、対象・1、2年生14人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが国連の「SDGs(持続可能な開発目標)」について講演した。生徒たちはSDGsに関連した記事を選び、調べたことを新聞にまとめる。生徒たちが行った新聞の読み比べについても講評した。
■兵庫教育大付属中学校(12月16日、21日、1月13日、対象・1、2年生14人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが「新聞を使った調べ学習」を指導した。班ごとに日刊各紙から関心のある記事を選んでその背景を調査。記事を模造紙に貼り付け、調べた内容や感想を書き込み、発表した。
■神戸高塚高校(12月20日、対象・1年生約190人) 産経新聞神戸総局の岸本佳子総局長が「記事を書くために大切なこと」と題して講演した。まず、文章の基本となる「5W1H」を説明。新聞記事の特長である、結論から始まり説明、補足と続ける「逆三角形」の文章構成は「桃太郎」を例に解説した。
■県立西宮高校(11月4日、対象・2年生約280人) 日経新聞神戸支社の堀直樹支局長が「『裏付け』の大切さ」をテーマに講演した。「情報収集の際に事実関係の裏付けをとり、情報発信の際には内容や表現を精査することが極めて重要になる」と強調し、新聞社ではどう裏付けをとっているのかを解説した。
■多可高校(10月22日、対象・3年生36人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが「主権者教育」の授業を行い、「投票に行くことが、コロナ対策にも若者の声を反映させる近道」と強調した。生徒たちは、投票に行くか行かないかが政策を左右するゲームなどを通じ、1票の大切さを学んだ。
■明石市立江井島中学校(11月25日、対象・3年生120人) 兵庫県NIE推進協議会の石原丈知コーディネーターが、プロバスケットボールの八村塁選手らにSNSで人種差別的なメッセージが送られたという記事を通し、人権問題を考える授業を行った。学習支援アプリ「ロイロノートスクール」を活用した。
■西宮市立浜脇中学校(11月25日、対象・2年生16人) 音楽家やラグビー選手、ユーチューバー、神職ら12業種の専門家による授業が行われた。「新聞づくり」の講座では神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが取材や記事執筆のコツを教え、生徒は校内を回って各講座を取材し新聞を作成した。
■愛徳学園中・高校(11月4日、対象・中学3年生30人) 兵庫県NIE推進協議会の石原丈知コーディネーターが、記事を題材に人種差別問題を考える授業を行った。同協議会コーディネーターのNIEワークショップ。同校の廣畑彰久教諭がサポートし、学習支援アプリ「ロイロノートスクール」を活用した。
■神戸市立大沢小学校(11月24日、対象・5年生10人) 産経新聞神戸総局の入沢亮輔記者が「ニュースって楽しい!」と題して授業を行った。入沢記者による担任教諭へのインタビューと記事作成に続いて、児童が2人一組に分かれて取材し合い記事を作成した。記者のかばんの中身を言い当てるクイズもあった。
■播磨特別支援学校(10月22日、対象・2年生7人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが「新聞事始め」として授業を行った。取材の仕方や記事の書き方、新聞製作の流れ、新聞の読み方を説明。新聞の網羅性・一覧性を知ってもらおうと朝刊からコロナ関連記事を探すワークショップも行った。
■尼崎市立立花南小学校(10月14日、対象・5年生95人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが、記事の「見出しのつけ方」をテーマに授業を行った。多くの学校が希望するテーマ。アイドルグループ「嵐」の桜井翔さんと相葉雅紀さんが同じ日に結婚発表した記事から見出しの役割を学んだ。
■愛徳学園小学校(10月21日、対象・1、2年生29人) 彦野周子教諭が教員による「NIE研究会」の取り組みとして実践。1、2年生がペアになり、新聞から「秋」を探す「新聞で秋みつけ」に取り組んだ。記事から感じたことを書いた文と切り抜いた記事を画用紙に貼り、それぞれ「秋色」の壁新聞を作った。
■養父市立宿南小学校(10月15日、対象・3、4年生7人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが、新聞記事の「見出し」をテーマに授業を行った。朝来・竹田城跡の雲海や、新温泉町と香住町の境にある断崖絶壁に開いた穴「旭洞門」から差す朝日など、実際の記事を題材に見出しを考えた。
■蒼開中学校・高校(10月6日、対象・中3~高1の54人) 読売新聞洲本支局の加藤律郎記者が、震災取材の経験など記者の仕事を伝えた。災害報道の意味や遺族取材の葛藤(かっとう)を語ったほか、記者の「七つ道具」を紹介、淡路島で取材したラッパスイセンの記事に見出しをつけるワークショップも行った。
■明石西高校(10月13日、対象・1年生約280人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが阪神・淡路大震災をテーマにZoom授業を行った。震災の日、宿直勤務だった体験やつらかった取材について語った。生徒は「平成の災害」を事前学習した。授業は録画され、240人は後日視聴する。
■伊丹市立天神川小学校(9月7日、対象・5年生132人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが、新聞記事の肝である「見出し」をテーマに授業を行った。児童は実際の記事を教材に見出しのつけ方を学んだ。能勢電鉄で天井をヒマワリで飾った車両が運行しているーという記事もお題になった。
■神戸山手女子高校(9月22日、対象・3年生約30人) 衆院選や神戸市長選を控え、神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが「主権者教育」の授業を行った。7月の県知事選の選挙報道について解説したほか、政治課題を考えるワークショップやゲームを通じ、1票を投じる意義を考えてもらった。
■兵庫高校(10月4日、対象・2年生約280人) 時事通信神戸総局の丸山実子総局長が「調べ、まとめ、伝える」と題して講演した。生徒の探究学習に生かすのが狙い。調査報道の手法などについて話し「結論ありきではなく、調査の過程を大切に」と強調した。生徒は各教室のモニター画面を通じ、視聴した。
■伊川谷高校(9月21日、対象・2年生12人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが、新聞記事のポイントを短い言葉で表す「見出し」について授業を行った。生徒たちは、プロ野球の大谷翔平選手や東京五輪、県内各地の紅葉、桜、雲海の名所などの記事を題材に、見出しの付け方を学んだ。
■神戸市立淡河小学校(7月5日、対象・1年生9人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが熱海市土石流の被害を伝える新聞記事から「命の大切さ」を学ぶ授業を行った。現場の惨状や捜索、避難所の様子など、記事の写真を見て感想を発表し、担任教諭とともに災害や災害時の対応を考えた。
■神戸市立淡河小学校(7月12日、対象・2、3年生14人) 新聞から「夏」を感じる写真や記事を選び、切り貼りしてオリジナル新聞を作る授業。神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。ホタルの乱舞、海開き、氷の出荷ー。児童は写真から思い描いた音や声、触感、感想も書いた。
■神戸市立淡河小学校(7月19日、対象・4~6年生17人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが新聞の読み方や記事の書き方をテーマに授業を行った。児童は「新聞に出てくる写真(人や動物、モノ)が何を話しているか考える」「新聞から最も怒っている人を探す」などの例題にも取り組んだ。
■加古川市立志方中学校(7月2日、対象・2年生58人)兵庫県NIE推進協議会の石原丈知コーディネーターが、記事を題材に人種差別問題を考える授業を行った。同協議会コーディネーターのNIEワークショップ。「なぜ、SNSに差別的投稿が届くのか」、そして「自分にできること」を考えてもらった。
※同校は本年度、日本新聞協会のNIE実践指定校に内定
■尼崎市立立花南小学校(6月25日、対象・6年生110人) 毎日新聞阪神支局の中村清雅記者が授業を行った。新聞の構成や紙面の作り方、政治、経済、社会、地方支局など新聞社の組織と仕事を解説。2005年のJR福知山線脱線事故の紙面から、児童に見出しを考えてもらうワークショップも行った。
※同校は本年度、日本新聞協会のNIE実践指定校に内定
■伊川谷高校(6月25日、対象・1年生30人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが「新聞の持つ表現力を考える」と題して講演。「見出しと前文で必要な情報はざっと分かる」「興味が広がれば関連記事を探そう」と呼び掛けた。インタビューの音声を聞いて記事に盛り込む事柄を考えたりした。
※同校は本年度、日本新聞協会のNIE実践指定校に内定
■神戸市立有馬小学校(6月17日、対象・6年生8人)、養父市立宿南小学校(6月18日、対象・5、6年生12人)、神戸市立淡河小学校(6月21日、対象・5、6年生9人)、淡路市立大町小学校(6月22日、対象・6年生16人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが、神戸新聞写真ニュースの今年1~6月号から気になる記事を選び、話し合って壁新聞を作る「まわしよみ新聞」の授業を行った。児童たちはトップ記事に何を選ぶか考え、思い思いの紙面を仕上げた。
※宿南小、淡河小が本年度、日本新聞協会のNIE実践指定校に内定
■多可高校(3月19日、対象・1年生75人) 産経新聞神戸総局姫路駐在の小林宏之記者が「新聞に目を向けて」と題して講演した。ネットが普及する中、新聞記事の特長として、責任の所在が明らか▽見出しの大小などでニュース価値が一目で分かる▽一つの新聞の情報量は文庫本1冊に匹敵するーなどを挙げた。
■津名高校(3月15日、対象・1、2年生320人) コロナ禍で2019年度の実施が1年延期されていた。朝日新聞神戸総局の堀江泰史総局長が「新聞記者の仕事について」をテーマに授業を行った。「特ダネを報じるのも『紙もデジタルも』の時代になった」などと説明。発表に頼らない取材方法にも触れた。
■姫路市立豊富小中学校(3月10日、対象・6年生88人) 同校NIE研究チームが企画。神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務め、過去1年分の神戸新聞「写真ニュース」から気になる記事を選び、パソコン上で意見交換して新聞を作る「まわしよみ新聞」のワークショップを行った。
兵庫県NIE推進協議会が2020年8月、同協議会のサイトに立ち上げた「わたしの感想NIE」コーナーに、記者の出前授業などを受講したNIE実践指定校の児童・生徒の感想が多数寄せられ、アップ数は延べ23校約1300人に上っている。「新聞への関心が高まった」「多くの人の手で正確性を高める努力をしているのを知った」「これからは見出しだけでも読みたい」「新聞社・通信社の仕事がよく分かった」などさまざまな感想が寄せられ、授業を行った記者も励まされている。
出前授業には兵庫に取材拠点を置く新聞・通信社8社が記者を派遣する。その様子は同協議会のサイトや「兵庫NIEニュース」(年3回発行)で伝え、記者を派遣した各新聞社も記事掲載してきたが、児童・生徒の感想の紹介はそれぞれ数人までだった。
「わたしの感想NIE」コーナーは、感想を「できるだけ多く」「原文そのままで」「可能なら筆跡もそのままで」紹介しようと企画。実名掲載は保護者の許諾が必要で時間がかかるため匿名とし、まずは大人数の〝生の声〟をアップすることを目指した。
本人や先生だけでなく、PTAにも推進協のサイトをのぞいてもらってNIE活動に関心を持ってほしい。子どもたちには「新聞がどう役に立ったか」「この部分をもっと聞きたかった」など具体的な意見も書いてもらい、出前授業の質向上に生かしたい―。そんな思いも込めた。
新聞とSNSの違いに触れた授業では「新聞のすごさを知り、SNSの利便性を感じた」との感想も。「お仕事がんばってください」など、うれしいメッセージも多い。
サイト上で児童・生徒の質問にも答えている。記者のやりがいを尋ねた県立加古川南高校の生徒に、読売新聞社の記者は「自分の書いた記事によって、例えば、病気に悩んでいた人が新しい治療法に出合う。そうした記事を書けたときにやりがいを感じる」と回答した。
愛徳学園中・高校(神戸市)は、毎日新聞社の記者の出前授業を受講した生徒と、同校のNIE公開授業を受講した生徒の感想を送ってくれた。米田俊彦教諭は「『わたしの感想NIE』は児童・生徒がどう考えたか、どう深まったか、どう変わったかまで分かる。NIE実践の記録として大きな価値がある」と話している。
三好 正文(兵庫県NIE推進協議会事務局長)
※今後も児童・生徒のみなさんの感想を多数掲載したいと考えています。NIE実践指定校のご協力、よろしくお願いします。
■愛徳学園中・高校(2月3日、対象・中3~高2の93人) 毎日新聞神戸支局の韓光勲記者が事件取材の裏側について講演。22歳の女性が90歳の祖母を介護疲れの末に殺害した事件の取材を通し「なぜ報じるのか、きちんと自分の言葉で説明することが大切」と強調した。中3生、高1生はオンラインで視聴した。
■姫路市立豊富小中学校(2月5日、対象・7、8年生176人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが発生から26年を迎えた阪神・淡路大震災をテーマにオンライン授業を行った。大震災の日、宿直勤務だった体験談やコロナ禍の避難所運営を紹介。生徒は災害報道パネルを見て授業に臨んだ。
■姫路市立豊富小中学校(1月26日、対象・中学1年生29人)井上佳尚教諭が実践。数人の班ごとに全国紙2紙と地方紙1紙の気になる記事を読み比べ、各自がパソコンの学習支援アプリ「Jamboard」に意見を書き込んで共有した。テレビ会議アプリ「Zoom」のみで公開、県外からも13人が参加した。
■神戸市立六甲アイランド小学校(1月21日、対象・5校生53人) 神戸新聞報道部の太中麻美記者が授業を行い、新聞記者の仕事について話した。新型コロナ報道では「安心情報を届けるためクラスター(感染者集団)の状況や拡大防止策を詳しく取材している」と話した。質疑応答では多くの児童が手を挙げた。
■県西宮高校(11月18日、対象・1年生280人) 時事通信神戸総局の丸山実子総局長が講演し、香港と北京の海外特派員を長年務めた体験を披露。2011年、米副大統領=当時=のバイデン氏が訪中したときのエピソードなどを交え、「取材は苦労もあるが、貴重な瞬間に立ち会える喜びが大きい」と話した。
■蒼開中学校(10月21日、対象・1~3年生80人) 朝日新聞神戸総局の堀江泰史総局長が授業を行い、新聞社の仕組みや記者の仕事について話した。社会部や政治部、生活文化部といった新聞社内の各部の仕事内容や、役所などの発表に頼らない取材方法について説明。実名・匿名報道の意義や課題にも触れた。
■伊丹市立天神川小学校(11月12日、対象・3年生125人) 共同通信神戸支局の木村直登記者が「記者ってどんな仕事」と題し授業を行った。「『鬼滅の刃』はなぜ人気か。いろいろな人に取材し、記事を書くのが記者の仕事」と説明。「新聞から『へぇ~』『面白い』と思うニュースを探そう」と呼び掛けた。
■兵庫高校(10月12日、対象・1年生31人) 日本経済新聞の堀直樹神戸支局長が「新聞はどう生き残るのか?」をテーマに講義。ネットとスマホの登場で既存のマスメディアが揺らぐ一方、フェイクニュースが氾濫、情報リテラシーを鍛えるため新聞が有用と話した。生徒は新聞の「SWOT分析」も行った。
■三田西陵高校(10月27日、対象・1年生200人) 日本経済新聞の堀直樹神戸支局長が「新聞を読むことについて~情報の集め方、伝え方」をテーマに授業をした。ネット時代の情報の流れやフェイクニュース、記事から学ぶ小論文や履歴書の書き方、SNSを通じ情報発信する重みや責任について説明した。
■洲本市立鳥飼小学校(10月28日、対象・6年生16人) 産経新聞神戸総局洲本駐在の勝田康三記者が「新聞における表現の工夫について」をテーマに授業をした。史上最年少で将棋のタイトルを獲得した藤井聡太二冠の記事を活用、「いつ」「誰が」など基本要素を入れて文にまとめ、藤井二冠への質問も考えた。
■淡路市立志筑小学校(10月20日、対象・6年生32人) 南志乃婦主幹教諭が実践。児童たちが淡路島の伝統芸能「淡路人形浄瑠璃」の魅力を伝える見出しを考えた。演目や歴史などテーマごとに「主見出し」と「脇見出し」を付けた。テレビ会議アプリ「Zoom(ズーム)」でも公開、県外からも参加者があった。
■明石西高校(10月5日、対象・1年生320人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが「新聞記者が見た災害」をテーマに講演、阪神・淡路大震災のとき宿直勤務だった体験談やコロナ禍の避難所運営を紹介した。生徒は災害報道パネルを見たり、避難計画を作成したり事前学習して臨んだ。
■加古川南高校(10月2日、対象・1年生204人) 読売新聞姫路支局の米井吾一支局長が新聞の読み方や文章のまとめ方について講演した。昨年度に続いての登壇。この日の朝刊から見出しの付け方や記事の配置を説明。自身の大学時代を例に「やりたい仕事を考えるのはどう生きたいかを考えること」と話した。
■神戸市立神港橘高校(9月16日、対象・3年生約40人) 朝日新聞神戸総局の堀江泰史総局長が「新聞の秘密を探せ!」をテーマに授業を行った。生徒は新聞3紙を読み比べ「LINE」のグループ通話機能を使って「新聞ごとに字体が違う」など意見や質問を書き込んだ。実名・匿名報道の意義や課題にも触れた。
■姫路市立豊富小中学校(7月30日、対象・小学5年生103人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが「新聞の読み方」をテーマに、ビデオ会議サービス「グーグルミート」を活用したオンライン授業を行った。この日の朝刊から新型コロナウイルスの関連記事を探すワークショップも実施した。
■神戸高塚高校(7月10日、対象・1年生200人) 時事通信社神戸総局の丸山実子総局長と、神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが「情報の扱い方、新聞の役割」をテーマにオンライン授業を行った。テレビ会議アプリ「Zoom(ズーム)」で録画したものを、夏休み中に生徒たちが視聴した。
■神戸鈴蘭台高校(6月26日・7月10日、対象・2年生12人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが「インタビューのコツ」「新聞の作り方」を教えた。昨年度に続いての登壇。生徒が互いの「将来の夢」を尋ねた記事の講評もした。今後、生徒は神戸で活躍する人のインタビュー記事を作る。