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 2025年夏の「NIE全国大会神戸大会」(7月31日~8月1日)に向けて、神戸新聞社NIE神戸大会事務局が「ひょうごNIE通信―2025神戸大会へ―」を月1回発行し、大会の準備状況などを紹介しています。

 ぜひお読みください。

第4号  (2024年12月1日号)

第3号  (2024年11月1日号)

第2号  (2024年10月1日号)

第1号(2024年9月1日号)

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 新聞を教材にするNIE(教育に新聞を)活動の記者派遣事業として、県立播磨南高(播磨町)で11月29日、毎日新聞明石通信部の入江直樹記者が地域デザイン類型の2年生26人に講義した。取材方法や、見出しの付け方などを解説した。

 同校はNIE実践校で、地域課題の解決を目指す「HariMAP Ⅰ」の授業では、新聞などを活用して課題を探究している。

 見出しの役割について、記事の内容を一目で伝えることや、大きさでニュース価値を示していると解説。過去の記事を例に出し、記事中の「5W1H」(いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように)から特に重要な二つを取ると的確な見出しになると述べた。取材方法では「その人にしか語れない言葉を引き出すことが大事」とした。=30日付毎日新聞朝刊表兵庫地域面各面

[写真説明]新聞を手に説明する入江直樹記者(奥)=播磨町の播磨南高で

※「わたしの感想NIE」に生徒のみなさんの感想を掲載しています。

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神戸新聞記者ら阪神・淡路発生時を語る 

 来年1月で発生から30年になる阪神・淡路大震災をテーマにした授業が11月27日、甲南小学校(神戸市東灘区住吉本町1)であった。神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザー(64)と、淡路総局津名支局長の中村有沙記者(28)が震災時の状況を語り、4年生57人が聞き入った。

 同校は日本新聞協会のNIE実践校。三好アドバイザーは震災発生日、中央区の本社で宿直勤務をしていた経験に触れ「普段は寝ている時間だったが、その日は偶然、起きていた。寝ていたら死んでいたかもしれない」と振り返った。

 中村記者は、震源地になった淡路島で大きな被害を受けた北淡町(現淡路市)について、野島断層などの写真を示しながら説明。

 全町民の安否が震災当日の夕方に判明したことを紹介し、「救助に当たった消防団員が、民家の下敷きになった人の寝ている場所まで知っていたことが素早い救助につながった。家族のような深い地域の付き合いが生きた」と話した。

 同校の三浦駿介さん(10)は「震災の悲惨さを熱く語ってもらい、よく分かった。災害はいつ起こるか分からないので備えたい」と話した。=12月2日付神戸新聞朝刊神戸版

[写真説明]甲南小4年生に阪神・淡路大震災時の淡路島の様子を伝える中村有沙記者=神戸市東灘区住吉本町1(撮影・長嶺麻子)

※「わたしの感想NIE」に児童のみなさんの感想を掲載しています。

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 10月27日投開票の衆院選に合わせ、姫路市立豊富小中学校(姫路市豊富町御蔭)で、中学3年に相当する9年生99人が兵庫11区(旧姫路市)の模擬投票を行った。本物に近い「学校選挙」の実施で、主権者意識が高まったようだ。

 兵庫11区は4人が立候補し、自民前職が当選した。生徒たちは10月23~25日の朝学習の時間に新聞の選挙報道を読んだり、ネットで調べたりして、誰に投票するかを考えた。社会の授業で選挙制度についても学び、それぞれ1票を投じた。

 10月28日開票され、実際の選挙と候補者の得票順が異なった。生徒は年代によって選ぶ基準が異なることを実感したようだ。

 「家でも選挙のニュースを見るようになった」「当選者が国政でどういう動きをするか注目したい」―。生徒たちの感想からは選挙や政治への関心が高まったことがうかがえた。「3年後には18歳になる。しっかりと考えて投票したい」「若い世代が投票することが大切だと思った」との声が数多く寄せられた。

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 担当した坪田由樹子教諭は「自分たちと大人の思いに差異があり、『自身が投票しないと若者の意見が政治に反映されにくい』と危機感を抱いた生徒がいたのが印象的だった。有権者になったとき、今回のように各候補者の公約をしっかり理解して投票してほしい」と話した。

古寺 和子(姫路市立豊富小中学校教諭)(12月2日)

[写真㊤]模擬投票で1票を投じる生徒=いずれも姫路市立豊富小中学校[写真㊨]模擬投票を前に兵庫11区の候補者の記事を調べる生徒

※同様の実践が西宮市立浜脇中学校でも行われました。記事はこちら

 阪神・淡路大震災から間もなく30年。当時を知らない世代こそ、「震災」を語るべきだ。その思いを年々強くする。2024年8月、気象庁が初の「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を発表した。異例の警戒感が広がり、列島各地でミネラルウォーターなどの買いだめが発生した。あらためて問いたい―。兵庫は備えているか。

 兵庫県NIE推進協議会が震災授業を続けている。阪神・淡路だけで災害は語れない。一つ一つの災害から学び、児童・生徒に記憶と教訓のバトンをつなぎたい。

◆伊川谷高校(2024年9月10日、対象・1年生29人) 日本新聞協会のNIE実践指定校。講師=神戸新聞NIE・NIB推進部・三好正文シニアアドバイザー 記事はこちら ※「わたしの感想NIE」に生徒のみなさんの感想を掲載しています。

◆網干高校(2024年9月25日、対象・2年生40人) 日本新聞協会のNIE実践指定校。講師=神戸新聞NIE・NIB推進部・三好正文シニアアドバイザー 記事はこちら ※「わたしの感想NIE」に生徒のみなさんの感想を掲載しています。

◆神戸甲北高校(2024年11月15日、対象・3年生16人) 日本新聞協会のNIE実践指定校。講師=神戸新聞NIE・NIB推進部・三好正文シニアアドバイザー 記事はこちら

◆甲南小学校(2024年11月27日、対象・4年生57人) 日本新聞協会のNIE実践指定校。講師=神戸新聞津名支局・中村有沙支局長、神戸新聞NIE・NIB推進部・三好正文シニアアドバイザー 記事はこちら ※「わたしの感想NIE」に児童のみなさんの感想を掲載しています。

◆須磨友が丘高校(2024年12月13日)=予定 日本新聞協会のNIE実践指定校。講師=神戸新聞NIE・NIB推進部・三好正文シニアアドバイザー

◆芦屋市立精道中学校(2024年12月16日)=予定 講師=同上

◆小野市立旭丘中学校(2025年1月16日)=予定 講師=同上

◆姫路市立飾磨中部中学校(2025年1月17日)=予定 兵庫県NIE推進協議会の独自認定校。講師=同上

◆神戸市立長坂中学校(2025年1月17日)=予定 講師=同上

◆神戸海星女子学院小学校(2025年1月21日)=予定 講師=神戸新聞報道部・名倉あかり記者、神戸新聞NIE・NIB推進部・三好正文シニアアドバイザー