新着ニュース

  NIE(教育に新聞を)活動を進める兵庫県NIE推進協議会は2024年1月26日(金)午後2~4時、愛徳学園小学校(神戸市垂水区歌敷山3)で公開授業を行う。

「冬新聞づくり 」をテーマに、2年生と4年生が協力して新聞を作る。担当は彦野周子教諭と柳生里子教諭。2年生は、新聞記事を読むことがまだ難しいため、紙面から冬に関係した写真を見つけさせ、新聞に興味関心を持たせる。4年生は、写真や見出しについて2年生に説明したり、写真を選んだりする活動を通して、新聞の紙面構成についての理解を深めながら語彙(ごい)を増やし、相手に分かりやすく内容を伝える力を育む。終了後に意見交換会を予定している。

 参加無料。希望者は1月18日までに下の申込書をメールで同協議会に送る。同協議会☎078・362・7054、ファクス078・362・7424、メール hyogo-nie@kobe-np.co.jp
2023神戸市教育長宛 NIE公開授業愛徳学園小学校案内jpg.jpg2023神戸市教育長宛 NIE公開授業愛徳学園小学校案内jpg2.jpg

申込み用紙2023NIE公開授業愛徳学園小学校jpg.jpg申込み用紙2023NIE公開授業愛徳学園小学校.docx

タイトル画像.jpg

兵庫県NIE推進協議会は、第2回NIE(教育に新聞を)「わたしの推し記事」コンクールを開催します。
対象は、小学校・中学校・高等学校・特別支援学校の児童・生徒の皆さんです。

新聞のなかから興味のある「推(お)し記事」を見つけて切り抜き、児童・生徒皆さんの目線で、その「紹介、感想、提言」を書いて記事と一緒に送ってください。

締め切りは2024年4月30日必着、結果は同年7月に本協議会ホームページで発表します。

応募方法は下記の応募用台紙、概要などのページをご参照ください。
たくさんの応募をお待ちしております。

応募する児童・生徒の皆さんへ↓
 応募用台紙(説明書付き)は、A3判(※).pdf=A3サイズ1枚、または、A4判.pdf =A4サイズ3枚(A4判は左上を綴じてください)
 (※)A3判は印刷設定で「両面印刷、短辺とじ、用紙サイズA3」を指定してください。モノクロ可。

学校の先生へ↓
 概要.pdf 学校応募用紙Word版.docx

 学校応募用紙はダウンロードして入力できます。1校につき1枚、必ずお送りください。

※参考:第1回コンクールの結果はこちら

   兵庫県NIE(教育に新聞を)推進協議会は、2024年度のNIE実践指定校を募っている。対象は県内の国公私立小・中・高校と特別支援学校で、学校長の承認が条件となる。

 24年度の指定校は25校(25年度のNIE全国大会神戸大会を前にした全国大会枠5校を含む)で、このうち継続校を除く13校を募集する。応募多数の場合は地域や校種を考慮して選考する。

 日本新聞協会と連携した取り組みで、指定期間は原則2年間。各実践指定校は県内で発行されている日刊6新聞が各1部ずつ、実践教諭の人数に応じて、4カ月または2カ月、無料で提供される(英字新聞や小中学校の場合は子ども新聞への変更可)。記者派遣事業も利用できる。

 NIEの研修会、実践発表会がある。指定校は年度末、同協議会が発行する実践報告書(A4判4㌻)と同新聞協会への報告書(A4判1枚)を提出する。

 問い合わせは兵庫県NIE推進協議会事務局☎078・362・7054

2024年度実践校募集ちらしjpg.jpg2024年度実践校募集ちらし裏jpg.jpg

Word2024年度申込用紙.docx

231201oosisyoukikou1.jpg

 姫路市立大塩小学校では10月10日、4年生約60人が「西の比叡山」とも呼ばれる名刹・書写山円教寺(姫路市書写)で林間学校を行い、下山後、体験を新聞にまとめました。

 本校は2022~23年度、日本新聞協会のNIE実践校に指定されています。それが縁となって、昨年に続き、林間学校の前と後のそれぞれに、兵庫県NIE推進協議会から出前授業を受けました。児童たちは、円教寺の思い出を新聞にまとめるポイントを教えてもらいました。

 事前の授業は9月20日に行われ、神戸新聞記者でもある同協議会の事務局長から「自分だけが見つけた景色や感動を記事にしよう」と言われ、児童たちは、楽しみなこととして「山上から姫路の景色を眺めること」「お寺を見て回ること」「お弁当の時間」「ロープウエーに乗ること」などと口々に答えていました。

 円教寺は天台宗の別格本山で、俳優・トム・クルーズ氏や渡辺謙氏らが出演した映画「ラストサムライ」などのロケ地としても知られます。林間学校で児童たちは、摩尼殿(まにでん)や食堂(じきどう)、開山堂など諸堂を巡るウオークラリーに挑戦したり、お坊さんの講話を聞いたりしました。

231201oosisyoukikou2.jpg

 事後授業は10月18日に行われ、児童たちは何をトップニュースにするか元気よく発表していました。楽しかった体験の「5W1H」を振り返り、見出しのつけ方や紙面レイアウトの仕方などについてもしっかり学びました。

 その後、各自がオリジナル新聞を作る作業に入り、個人差はありますが、大体3~4時間ほどで仕上げることができました。出前授業で配られた資料を見返しながら下書きしている児童もいました。「もっとみんなが読みたくなるような見出しにしたい」「自分が見たこと、感じたことが読者に伝わる新聞にしたい」と工夫を凝らし、頑張っていました。

 児童たちが思い思いに完成させた新聞は本校の廊下に掲示し、他学年も見られるようにしています。

鈴木ほのか(姫路市立大塩小学校教諭)(2023年12月1日)

[写真㊧㊤]製作した新聞を見る児童たち=姫路市立大塩小学校[写真㊨㊤]諸堂を巡る児童たち=10月10日、姫路市の書写山円教寺

※林間学校の出前授業の記事はこちら

231122ikawadanikounixtukei.JPG

日経新聞支局長が講師に

 日本経済新聞社神戸支社の岩本隆支局長は11月21日、兵庫県NIE推進協議会の記者派遣事業として、県立伊川谷高校1年生コミュニケーション類型のクラスで「『わかりやすい』日本語と企画記事のテーマ設定」をテーマに話した。この日は5人が欠席だったが、参加した24人が熱心に耳を傾けた。

 授業の冒頭では、10月10日に行われたNIE公開授業「やさしい日本語書き換え講座」で発表された生徒の作品について「相手に分かりやすく伝えようという思いがあふれていて、驚いた」と講評。記者目線で見て、分かりやすかった作品を個別に紹介した。

 その後「わかりやすい」日本語を書くコツを紹介。1段落や1つの文章が長くなりすぎないようにすることを解説したほか、逆接ではない「が」の使い方や「ら」抜き言葉などに注意するよう呼び掛けた。

 企画記事のテーマ設定については①旬なテーマを選ぶ②社会に潜む問題に着目③旬じゃないけど大事な問題を深掘りする④「へぇ」「そうだったんだ」を大事にする――ことを実際の記事を見せながら説明。インターネットをリサーチで使う際は「複数のサイトを参考にして」などと話した。

 生徒からは「分かりやすい日本語は簡単な方法でできると学んだ」「『新聞はネタの宝庫』という言葉がとても面白いと思った」などの感想が寄せられた。

 コミュニケーション類型の生徒は普段は各クラスに分散し、他の生徒が「総合的な探究の時間」のときに、学校設定科目「コミュニケーション基礎」の授業を受けている。この日の記者派遣事業の授業もその一環となる。

[写真説明]企画記事のテーマ設定について学んだ出前授業=神戸市西区伊川谷町長坂

※「わたしの感想NIE」に生徒のみなさんの感想を掲載しています。

※同校で行われたNIE公開授業の記事はこちら