2023年度兵庫県NIE推進協議会の事業計画

(1)NIE実践指定校と記者派遣事業について

2023年度実践指定校は26校(兵庫県NIE推進協議会独自認定校1校を含む)、
※兵庫では実践指定校の通常枠20校に加え、23~26年度は25年のNIE全国大会神戸大会を見据え、全国大会枠5校が加わる。
・新規校12校、2~3年目の継続校13校、当協議会独自認定校1校(新規校)
・新聞6紙の提供期間・・・25校が4カ月間、1校が2カ月間
・校種のバランス・・・小学校6校、小中連携校1校、
中学校7校(夜間中学1校を含む)
中高連携校1校、高校10校、特別支援学校1校
・活動周知日・・・日本新聞協会による正式発表は7月7日だが、すでに決定済として新聞掲載可
記者派遣事業は、報道各社の協力を得て実施する。
原則として2学期スタート。すでに数校から1学期の記者派遣希望が寄せられ、推進協議会事務局で対応している。

(2)NIE活動のさらなる普及に向けて

<新規事業>
① 高校と特別支援学校の連携
県立三木北高校(新規校)と県立のじぎく特別支援学校(同)が連携してNIE活動を行う。両校は近隣にあり、NIE連携について研究する。
② 大学・企業と連携したNIE展開
全校でNIEに取り組む西宮市立浜脇中学校(新規校)に23年4月、「大学と企業の協力と支援を学校につなぐNIE活動研究会」が発足した。2025年のNIE全国大会神戸大会に向け、大学や企業とのNIE連携に取り組む。

<継続事業>
① 教員のNIE研究会の活動継続
小規模小学校4校による合同新聞作りやオンライン授業、小中高の連携授業など、教員によるNIE研究会(4グループ)の活動を継続する。「NIE学校間連携研究会」では、京都府内の学校とのNIE連携を進める。
② 夜間中学のNIE活動の拡充
神戸市立丸山中学校西野分校(継続校)のNIE実践が2年目に入った。夜間中学は全国で約40校しかないが、兵庫では今年4月、新たな夜間中学も開校した。引き続いて、外国籍の人や義務教育を修了できなかった人に対する新聞活用授業を展開する。
③ 小学校と高校の連携事業を継続
22年度に引き続き、県立須磨友が丘高校(継続校)と神戸市立横尾小学校(継続校)の連携授業を実施する。両校は近隣にあり、高校生が小学校に出向いて授業を行うほか、NIE連携について研究する。
④ 「わたしの『推し』記事コンクール」の継続
実践を終えた学校の児童生徒が引き続き新聞に親しめる機会を設定。話題の
『推し』活動を新聞記事の追跡や情報の「探究」活動で進めている。第1回コンクール(23年4月末締切)には348編の応募があった。長年の懸案事項であった、NIEの継続支援を進める。
⑤ NIE兵庫セミナー・NIE実践発表会・公開授業の活性化
NIE兵庫セミナー=教員向け。本年度は参加教諭による意見交換会や、小中高の校長・教諭によるNIE実践報告、時事通信神戸総局長による記者講演などを行う予定。
公開授業(小中高各1校)=9月~24年1月に各校で公開授業を行う。オンラインも再開する。
NIE実践発表会=実践指定校の成果発表会。来年2月3日、よみうり神戸ホールで開催予定。

<新聞コンクール窓口と審査について>
当協議会は、日本新聞協会が2010年から実施している「第14回いっしょに読もう!新聞コンクール」の兵庫県の窓口である。県内の小・中・高校生から寄せられた応募作の1次審査を当協議会が引き受ける。県内の応募数の確保に努める。
19年度(第10回)県内応募数2560点
20年度(第11回)県内応募数1498点
21年度(第12回)県内応募数2331点
22年度(第13回)県内応募数2303点(全国7位)

(3)主な行事

 主な行事予定は下記の通り。
<3~5月>    実践指定校各校でオリエンテーション
<6月> ―    兵庫県NIE連絡会=書面持ち回り審議
    21 日  兵庫県NIE推進協議会総会
     ―    2022年度NIE実践報告書発行
<7月>6日  NIE兵庫セミナー
    7日  NIE実践指定校正式発表
     ―    NIEニュース68号発行
    下旬  兵庫県NIE連絡会=書面持ち回り審議
                 (記者派遣の各社分担を決定)
    ※8月以降 記者派遣日程など調整で各指定校と各社のやり取り
<9月>記者派遣、本格スタート
    日本新聞協会「第14回いっしょに読もう!新聞コンクール」
        作品締め切り(9月末までに県内の1次選考終了)
    実践指定校(3校)で公開授業を開催(~1月)
<11月>上旬 2023年度実践指定校を募集(新規校は13校)
    中~下旬 兵庫県、神戸市両教育長と連絡会メンバーとの懇談会
<2月>3日 NIE実践発表会を開催
<3月>下旬 NIEニュース69号発行
                                   以上