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 2025年夏の「NIE全国大会神戸大会」(7月31日~8月1日)に向けて、神戸新聞社NIE神戸大会事務局が「ひょうごNIE通信―2025神戸大会へ―」を月1回発行し、大会の準備状況などを紹介しています。

 ぜひお読みください。

第11号  (2025年7月1日号)

第10号  (2025年6月1日号)

第9号  (2025年5月1日号)

第8号  (2025年4月1日号)

第7号  (2025年3月1日号)

第6号  (2025年2月1日号)

第5号  (2025年1月1日号)

第4号  (2024年12月1日号)

第3号  (2024年11月1日号)

第2号  (2024年10月1日号)

第1号(2024年9月1日号)

 日本新聞協会が発行している「NIEニュース」第106号1面に、「第30回NIE全国大会神戸大会」実行委員長の竹内弘明・兵庫県NIE推進協議会会長の寄稿が掲載されています。

 同号のNIEアドバイザー紹介コーナーには、兵庫県立洲本高校の大石昇平教諭が掲載されています。

 ぜひお読みください。

日本新聞協会「NIEニュース」

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神戸新聞記者が講師に

 「第30回NIE全国大会神戸大会」を前に、神戸新聞記者が東日本大震災の取材経験を伝える授業が、姫路市立豊富小中学校(同市豊富町御蔭)で開かれた。前期課程6年生約80人を前に、報道部の上田勇紀記者(42)が、津波で家族を亡くした被災者の思いや取材を通じて感じたことを語った。

 同大会は7月31日と8月1日に神戸市内である。1日には東日本大震災の記事などを使いながら、同校の前野翔大(しょうた)教諭(38)が公開授業を行う予定で、前もって理解を深めようと企画された。

 上田記者は2011年3月11日の東日本大震災後、兵庫県に避難してきた宮城県の親子の取材を続けてきたことや、東北沿岸部に通い、遺族の思いを聞いてきたことを紹介。「『阪神・淡路大震災を経験した神戸から来た』というと心を開いてくれた。しっかりと記事で伝えようと必死だった」と振り返った。

 昨年1月に発生した能登半島地震の取材にも触れ、南海トラフ巨大地震への備えの大切さを伝えた。

 「取材した人にしか聞けないことを聞けた」と内海結希也さん(11)。福永亮輔さん(11)は「行方不明者を捜す張り紙の多さに驚いた。テレビで見て分かったつもりになっていたけど、初めて知ることがたくさんあった」と話していた。=7月9日付神戸新聞朝刊ひょうご総合面

[写真説明]東日本大震災直後の紙面を見せながら語る上田勇紀記者=姫路市立豊富小中学校

 日本新聞協会NIEサイトにもリポートが掲載されています。リポートはこちら

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神戸新聞アドバイザーが講師に

 養父市八鹿町宿南の宿南小学校で、児童らが校区の里山を探検した体験を神戸新聞記者の指導で記事にまとめる出前授業があり、3、4年生の9人が参加した。

 同校は日本新聞協会のNIE(教育に新聞を)実践指定校で、神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。

 里山体験は5月、奥三谷地区で実施し、子どもたちはのこぎりで木を伐採したり、植物を探して名前を書き込むネーチャービンゴを楽しんだり、まき割りをしたりした。

 三好アドバイザーは、人家のそばにある里山の自然の大切さを伝えて「イチオシニュースを詳しく書こう」「山のにおいや鳥の鳴き声、川の音を具体的に表現しよう」と呼びかけた。

 児童らは「木を切ったのが一番楽しかった」「川でサワガニを捕ったよ」「みんなで食べた弁当がおいしかった」「グミの実を食べた」などと発表。楽しかった記憶をたどり、5W1Hに沿って記事を書き、見出しを付けた。

 4年の小川煌琥(おうが)さん(10)は「新聞の作り方や見出しの付け方が分かった。サワガニの卵を見つけたことを記事にした」と話した。=7月9日付神戸新聞朝刊但馬版

[写真説明]里山での体験を新聞記事としてまとめる児童たち=宿南小学校

※「わたしの感想NIE」に児童のみなさんの感想を掲載しています。

 「第30回NIE全国大会神戸大会」(7月31日~8月1日)の開催まで2カ月を切りました。大会サイトで参加を受け付けています。大会サイトはこちらhttps://www.kobe-np.co.jp/info/nie2025/

 神戸大会は日本新聞協会の主催、神戸新聞社、兵庫県NIE推進協議会の主管。

 初日は神戸ポートピアホテル(神戸市中央区港島中町6)で、作家小川洋子さんの記念講演や、ジャーナリスト池上彰さんらによるパネル討議があります。2日目は甲南大学岡本キャンパス(神戸市東灘区岡本8)で、教員らによる公開授業や実践発表など28の分科会・ワークショップが実施されます。

 兵庫県内の幼小中高校や高等専門学校、特別支援学校の教職員、児童・生徒、教育委員会の職員は、参加無料です。他の参加料は、一般が千円、県外の教育関係者が3千円、新聞・通信社関係者が1万3千円など。締め切りは7月8日です。