2020年9月アーカイブ
■神戸市立神港橘高校(9月16日、対象・3年生約40人) 朝日新聞神戸総局の堀江泰史総局長が「新聞の秘密を探せ!」をテーマに授業を行った。生徒は新聞3紙を読み比べ「LINE」のグループ通話機能を使って「新聞ごとに字体が違う」など意見や質問を書き込んだ。実名・匿名報道の意義や課題にも触れた。
働くことや社会との関わりを考えてもらおうと、神戸新聞丹波篠山支局長の金慶順記者(35)が9月23日、丹波市柏原町東奥の柏原高校で、新聞記者の仕事について講演した。
NIE(教育に新聞を)活動の一環で、「教養社会」を選択する3年生33人が聞いた。
金記者は「文章を書くのが好きで記者を目指した」と話し、記事を書く基準として「役立つ情報」「埋もれた声」「面白い読み物」などを心掛けていると紹介。どんな仕事でも「いろんな立場の人がいることを想像しながら取り組んでほしい」と呼び掛けた。
講演を聴いて、「批判されても伝えないといけない記事など、いろんな思いがあると分かった」と酒井永遠さん。竹安龍志さんは「読みやすいように、漢字熟語を使いすぎないなどの工夫をしていることを知った」と話していた。=24日付神戸新聞朝刊丹波版
[写真説明]新聞記者の仕事について講演する金慶順記者=柏原高校
※「わたしの感想NIE」に生徒のみなさんの感想を掲載しています。
教育現場で新聞を使うNIE(Newspaper In Education)活動の一環で9月16日、神戸市立神港橘高校(兵庫区)の授業に朝日新聞神戸総局長の堀江泰史記者(57)が参加した。3年生約40人は各新聞の違いや実名報道などについて学んだ。
同校は兵庫県NIE推進協議会の今年度の実践指定校20校の一つで、この日の授業のテーマは「新聞の秘密を探せ!」。4人1組のグループに高野剛彦教諭(54)が朝日、毎日、神戸の各新聞を配り「工夫や発見、不思議に思ったことを挙げてみよう」と呼びかけた。
生徒は「LINE」のグループ通話機能を使って「新聞ごとに字体が違う」「かぎ括弧の中で最後に句点をつけないのはなぜ?」といった意見や質問を次々に書き込んだ。
授業を終えた佐藤陽菜(ひな)さん(18)は「新聞社によって紙面の違いがあるとわかり面白く感じました。たまには自分で買って読みたいと思いました」と話した。=17日付朝日新聞朝刊神戸版
[写真説明]新聞を使った授業を受ける生徒たち=神戸市兵庫区の市立神港橘高校
生徒の感想 天竹皓大さん「新聞ごとに字体が違うことも分かった。授業を通じ、筆者の気持ちを考えながら記事を読みたいと思った」
※「わたしの感想NIE」に生徒のみなさんの感想を掲載しています。
■姫路市立豊富小中学校(7月30日、対象・小学5年生103人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが「新聞の読み方」をテーマに、ビデオ会議サービス「グーグルミート」を活用したオンライン授業を行った。この日の朝刊から新型コロナウイルスの関連記事を探すワークショップも実施した。
■神戸高塚高校(7月10日、対象・1年生200人) 時事通信社神戸総局の丸山実子総局長と、神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが「情報の扱い方、新聞の役割」をテーマにオンライン授業を行った。テレビ会議アプリ「Zoom(ズーム)」で録画したものを、夏休み中に生徒たちが視聴した。