2020年10月アーカイブ

■三田西陵高校(10月27日、対象・1年生200人) 日本経済新聞の堀直樹神戸支局長が「新聞を読むことについて~情報の集め方、伝え方」をテーマに授業をした。ネット時代の情報の流れやフェイクニュース、記事から学ぶ小論文や履歴書の書き方、SNSを通じ情報発信する重みや責任について説明した

生徒の感想一覧

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    兵庫県NIE推進協議会の記者派遣事業として、三田市ゆりのき台3の三田西陵高等学校で10月27日、日本経済新聞社神戸支社の堀直樹支局長が「新聞を読むことについて~情報の集め方、伝え方」をテーマに、1年生約200人に向けて話をした。=写真

 当日の内容は、①情報を正しく集めるには、②言いたいコトを伝えるには、の2点を柱に説明をした。情報の集め方では、インターネット時代の情報の流れの変化をひもとき、フェイクニュースの問題などについて注意を促した。また新聞社が事実のチェックにどのように取り組んでいるか、1枚の紙面にどのように情報を盛り込んでいるかを説明した。

 言いたいコトを伝えるでは、小論文や履歴書などの文章を書く上で新聞記事の書き方がどのように役立つかを話した。最後にSNSなどを通じて情報を発信することの重みや責任について注意を促した。

 生徒の感想 藤本虎白(こはく)さん「フェイクニュースなどもあるので、新聞をはじめさまざまなメディアから正しい情報を得るようにしたい」、出水(いずみ)里奈さん「新聞を読むことで、ネットニュースにかかわらずいろいろな情報が得られるということが理解できた」 

 ※「わたしの感想NIE」に生徒のみなさんの感想を掲載しています。

     

■洲本市立鳥飼小学校(10月28日、対象・6年生16人) 産経新聞神戸総局洲本駐在の勝田康三記者が「新聞における表現の工夫について」をテーマに授業をした。史上最年少で将棋のタイトルを獲得した藤井聡太二冠の記事を活用、「いつ」「誰が」など基本要素を入れて文にまとめ、藤井二冠への質問も考えた。

児童の感想一覧

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 教育現場での新聞の活用を目指すNIE活動の一環として、洲本市五色町鳥飼中の市立鳥飼小学校で10月29日、産経新聞神戸総局洲本駐在の勝田康三記者が6年生16人に「新聞における表現の工夫について」をテーマに特別授業を行った。

 同校では5、6年生が新聞記事をもとに空欄を埋める作業や100字以内で記事をまとめる取り組みを実施している。この日は、将棋の藤井聡太二冠=棋聖、王位=が最年少で棋聖のタイトルを獲得した際の新聞記事を活用した。
 勝田記者は「だれが」「いつ」「どこで」「なにを」「どうしたか」という文章の基本構成を示したうえで、記事を読み込みながら該当する箇所を線引きするよう指導した。

 児童らは、抜き出した基本構成の要素と藤井二冠の「記録」をキーワードに記事を短い文章にまとめ、「藤井二冠に聞いてみたいこと」の作文にも挑戦。藤井二冠の姿を想像しながら「なぜ強いのか」「獲得したお金の使い道は」などと思ったことを表現した。

 勝田記者は「基本を繰り返して身につけることが大切。新聞や本を多く読み、文章に親しんでほしい」と呼びかけた。=30日付産経新聞朝刊淡路版

[写真説明]鳥飼小学校で行われたNIEの授業。本紙の勝田康三記者が新聞表現について説明した=洲本市

 児童の感想 森山凌翔(りょうが)君「藤井二冠に『将棋以外の時間は何をしているの』と聞きたくなった」、南隅美夢さん「『だれが』『いつ』などを考えながら文章を書いてみようと思った」

   ※「わたしの感想NIE」に児童のみなさんの感想を掲載しています。

 NIE公開授業が11月24日、神戸市垂水区歌敷山3の愛徳学園中・高校である。NIE(教育に新聞を)活動を進める兵庫県NIE推進協議会の主催で、同校の米田俊彦教諭が「新聞を使って、ICT(ロイロノート)を活用し、自分の考えをまとめる」をテーマに行う。対象は高校2年生。テレビ会議アプリ「Zoom(ズーム)」でも公開する。

 参加無料。午前11時40分~12時半。終了後、意見交換会がある(Zoomでの参加可)。希望者は11月18日までに申し込む。申込書は同協議会のホームページから取り出せる。同協議会☎078・362・7054、ファクス078・362・7424

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■淡路市立志筑小学校(10月20日、対象・6年生32人) 南志乃婦主幹教諭が実践。児童たちが淡路島の伝統芸能「淡路人形浄瑠璃」の魅力を伝える見出しを考えた。演目や歴史などテーマごとに「主見出し」と「脇見出し」を付けた。テレビ会議アプリ「Zoom(ズーム)」でも公開、県外からも参加者があった。

 

児童の感想一覧

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    新聞を教育に活用するNIE(教育に新聞を)の公開授業が10月20日、淡路市立志筑小学校であり、淡路島の人形浄瑠璃について学んでいる6年生が、学習成果をまとめる壁新聞の見出しを考えた。

 児童たちは、人形浄瑠璃の歴史や人形の仕組み、操り方などをグループごとに学んでおり、集大成として新聞を作る。この日は「魅力的な見出しを考える」をテーマに設定。南志乃婦(しのぶ)教諭が、新聞にはメインの「主見出し」、サブの「袖見出し」があり、伝えたいことを短く、興味を引くように工夫していることを説明した。

 児童たちは「四国を中心に全国へ」「複雑すぎる人形の仕組み」など、ポイントをつかんだ見出しを発表。「具体的な場所や数字を出すと分かりやすい」などの意見を出し合った。簑田真緒さん(11)は「一人一人が自分の意見を持ち、興味を引く見出しを考えられた」と話した。

 授業の様子は、新型コロナウイルス対策としてウェブ会議システム「Zoom」でも公開され、約25人の教諭らが視聴。終了後には意見交換会も開かれた。=21日付読売新聞朝刊淡路版

[写真説明]人形所瑠璃の魅力を伝える見出しを考える児童たち(淡路市で)

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 教育現場で新聞を活用するNIE(教育に新聞を)の公開授業(県NIE推進協議会主催)が10月20日、淡路市の市立志筑小学校で行われ、6年1組の約30人が淡路島の伝統芸能の一つ「淡路人形浄瑠璃」の魅力を伝える見出しを考えた。

 同校は昨年度から日本新聞協会のNIE実践校に指定。淡路人形浄瑠璃を題材にした新聞づくりを進めている。新型コロナウイルスの影響で今年度の県内での公開授業は初めてで、教育関係者らがオンラインで視聴した。

 公開授業では南志乃婦(しのぶ)教諭が「見出しは短く、興味を引く、伝えたいことを盛り込んで」と指導。児童らは10グループに分かれ、歴史や海外公演などテーマごとに主見出しと脇見出しをつけて発表した。

 児童らは「問いかけになった見出しで分かりやすい」などと評価したり改善点を指摘したりし合ったが、「短い言葉で見出しをつけるのは難しい」と話していた。=21日付産経新聞朝刊神戸版

[写真説明]志筑小学校で行われたNIEの公開授業(淡路市)

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 NIE(教育に新聞を)活動の一環として、効果的な「見出し」について考える公開授業が10月20日、淡路市立志筑小学校であった。6年1組の児童約30人が、郷土の魅力を伝えようと知恵を絞った。

 県NIE推進協議会が企画。同校は2019年度から日本新聞協会のNIE実践校に指定されている。今年は新型コロナ感染対策として、ビデオ会議アプリも導入。県内外の教育関係者ら約30人が参加した。

 見出しの題材に選んだのは、児童が総合学習で取り組む地域の伝統文化「淡路人形浄瑠璃」。グループごとに「演目」や「人形」などのテーマを決め、「なんとびっくり30個以上」「3人で息を合わせる人形遣い」などと自由な発想の見出しを発表した。

 細川瑞生君(11)は「限られた字数の中に、言いたいことをまとめるのが難しかった」。担任の南志乃婦(しのぶ)教諭は「子どもたちは、言葉で相手に思いを伝えることの大切さを学ぶことができたと思う」と話した。(内田世紀)=21日付神戸新聞朝刊淡路版

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sizukisyoumiyoshi.JPG[写真説明]淡路人形浄瑠璃の魅力をどう見出しにしたか―。意見交換する児童たち=志筑小学校(撮影・兵庫県NIE推進協議会)

 児童の感想 繁田悠希君「各班の見出しについて意見を交わしたのを生かし、読んだ人がうれしくなるような新聞を作りたい」、田中佑奈さん「ほかの班が付けた良い見出しが役に立った。みんなに分かりやすい新聞を作りたい」

 ※「わたしの感想NIE」に児童のみなさんの感想を、「セミナー・発表会・公開授業」に参加者のみなさんの感想を掲載しています。

 日本新聞協会NIEサイトにも公開授業のリポートが掲載されています。リポートはこちら

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 新聞を教育に活用する「NIE」の出前授業が10月7日、淡路市立志筑小学校であり、読売新聞洲本支局の加藤律郎記者(51)が、約70人の6年生に取材のコツなどを伝えた。

 記者歴27年目で、阪神大震災をはじめ災害取材の経験も多い加藤記者は、新聞には多くの情報が掲載されていることを紹介。「全て読むのは大変。見出しと前文で、内容が分かるように作られています」と説明した。

 児童たちは実際の記事を使って見出し作りにチャレンジし、難しさや面白さを味わった。また、自動車同士の衝突事故を想定した模擬取材も体験。「信号はあったのですか」「運転手以外に乗っていた人はいましたか」などと次々に鋭い質問をしていた。

 志筑小では授業で人形浄瑠璃について学んでおり、子どもたちはその成果を新聞にまとめて地域住民に紹介する予定。竹中琉晟(りゅうせい)君(11)は「見出しや前文に伝えたいことを盛り込むのが大切だと分かった。新聞作りに生かしたい」と話していた。=8日付読売新聞朝刊淡路版

[写真説明]新聞の読み方を加藤記者から教わる6年生たち(淡路市立志筑小で)

 児童の感想 蓑田大生君「新聞の構成や、大切なことを分かりやすく伝える見出しの役割がよく分かった」、田中伶奈さん「大坂なおみ選手が全米優勝した記事の見出しを考えるのが楽しかった」

   ※「わたしの感想NIE」に児童のみなさんの感想を掲載しています。

■淡路市立志筑小学校(10月7日、対象・6年生66人) 読売新聞洲本支局の加藤律郎記者が授業を行い、取材のコツや見出しの付け方を説明した。昨年度に続いての登壇。児童は新型コロナや台風10号など、実際の記事を使って見出し作りにチャレンジ、自動車同士の衝突事故を想定した模擬取材も体験した。

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■明石西高校(10月5日、対象・1年生320人) 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが「新聞記者が見た災害」をテーマに講演、阪神・淡路大震災のとき宿直勤務だった体験談やコロナ禍の避難所運営を紹介した。生徒は災害報道パネルを見たり、避難計画を作成したり事前学習して臨んだ。 

生徒の感想一覧

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 阪神・淡路大震災などの災害をテーマにした授業が10月5日、明石西高校(明石市二見町西二見)であり、1年生320人が参加した。神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。

 同校は本年度、日本新聞協会のNIE実践校に指定された。校内には神戸新聞の記事や写真パネルが展示され、生徒は災害を想定した自身の避難計画を作成するなど事前学習をして授業に臨んだ。

 三好アドバイザーは同震災の当日、全壊した神戸・三宮の本社で宿直勤務だった。災害時の新聞の役割として「一つ一つの災害から教訓を学び、10年、20年先も継続して伝えていくことが大切だ」と訴えた。小川芽里さん(15)は「かわいそうと思うだけでなく、災害で亡くなった一人一人を忘れないように記憶にとどめたい」と話した。

 新型コロナウイルス感染対策を踏まえた避難所運営も紹介。マスクと消毒液、体温計の持参や換気を徹底するなど、各人が対応すべき注意点を確認した。西村元彰さん(15)は「自分の命を守るため、新聞などで正しい情報を得て災害に備えたい」と心掛けを新たにしていた。(川崎恵莉子)=6日付神戸新聞朝刊明石版

[写真説明]災害をテーマに行われた授業=明石市二見町西二見

 ※「わたしの感想NIE」に生徒のみなさんの感想を掲載しています。

■加古川南高校(10月2日、対象・1年生204人) 読売新聞姫路支局の米井吾一支局長が新聞の読み方や文章のまとめ方について講演した。昨年度に続いての登壇。この日の朝刊から見出しの付け方や記事の配置を説明。自身の大学時代を例に「やりたい仕事を考えるのはどう生きたいかを考えること」と話した。

生徒の感想一覧

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 新聞を教育に活用するNIEの授業が10月2日、加古川市の県立加古川南高校であり、読売新聞姫路支局の米井吾一支局長(47)が、1年生約200人を前に、新聞の読み方や文章のまとめ方などを話した。

 県内の新聞社・通信社と学校の代表らでつくる県NIE推進協議会の記者派遣事業。米井支局長は、生徒と一緒にこの日の読売新聞朝刊を開きながら、見出しの付け方や記事の配置のルールなどを説明し、「新聞は、見出しを読むだけでも世の中全体の出来事が分かるように編集されている」と述べた。

 文章のまとめ方では、「一文一文は短く」「データを入れると説得力が増す」とアドバイス。「文章がうまくなるには」という生徒の質問には、「名文に多く触れることが大切。一面のコラムを書き写すのも一つの方法だ」と答えた。=3日付読売新聞朝刊姫路版

 ※写真は兵庫県NIE推進協議会が撮影

 生徒の感想 矢崎温臣(はるおみ)さん「説明が分かりやすく、どの記事をどこに配置するか、文章を書くときに何が一番大切かが分かった」、水田みいるさん「自宅では新聞を取っていないけれど、読んでみると、人生案内のような、身近で親しみやすい記事もあり、関心をもった」

   ※「わたしの感想NIE」に生徒のみなさんの感想を掲載しています。

NIE公開授業が10月20日、淡路市志筑の志筑小学校である。NIE(教育に新聞を)活動を進める兵庫県NIE推進協議会の主催で、同校の南志乃婦主幹教諭が「淡路人形浄瑠璃の魅力を伝える見出しを考えましょう」をテーマに行う。今回はテレビ会議アプリ「Zoom(ズーム)」でも公開する。

午後2時35分~3時20分。終了後、意見交換会がある(Zoomでの参加可)。無料。参加希望者は15日までに申し込む。申込書は同協議会のホームページから取り出せる。同協議会☎078・362・7054、ファクス078・362・7424

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