記者派遣

新聞読み比べ、違い意見交換 神港橘高 朝日新聞総局長が授業

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    教育現場で新聞を使うNIE(Newspaper In Education)活動の一環で9月16日、神戸市立神港橘高校(兵庫区)の授業に朝日新聞神戸総局長の堀江泰史記者(57)が参加した。3年生約40人は各新聞の違いや実名報道などについて学んだ。

 同校は兵庫県NIE推進協議会の今年度の実践指定校20校の一つで、この日の授業のテーマは「新聞の秘密を探せ!」。4人1組のグループに高野剛彦教諭(54)が朝日、毎日、神戸の各新聞を配り「工夫や発見、不思議に思ったことを挙げてみよう」と呼びかけた。

 生徒は「LINE」のグループ通話機能を使って「新聞ごとに字体が違う」「かぎ括弧の中で最後に句点をつけないのはなぜ?」といった意見や質問を次々に書き込んだ。

 授業を終えた佐藤陽菜(ひな)さん(18)は「新聞社によって紙面の違いがあるとわかり面白く感じました。たまには自分で買って読みたいと思いました」と話した。=17日付朝日新聞朝刊神戸版

[写真説明]新聞を使った授業を受ける生徒たち=神戸市兵庫区の市立神港橘高校

 生徒の感想 天竹皓大さん「新聞ごとに字体が違うことも分かった。授業を通じ、筆者の気持ちを考えながら記事を読みたいと思った」

   ※「わたしの感想NIE」に生徒のみなさんの感想を掲載しています。