こちらは2011年に行われた展覧会のページです。
2016年7月16日から、神戸ゆかりの美術館で開催される
「山本二三展リターンズ」については、下記のサイトをご覧ください。
http://www7.kobe-np.co.jp/blog/nizo-returns/
The World of Yamamoto Nizo
ブログ(新着)開催概要作品紹介グッズ紹介

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二三さんが27日、神戸芸術工科大学に登場しました。芸大生を相手に変化する映像のいまについて語り、背景美術の技術的なアドバイスも行いました。


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講演会のタイトルは
「アニメーションの背景美術について」。
同大学の「映像表現特別講義」という授業の
一環として行われました。
同イベントは一般公開ということもあり、
会場には多くの人たち詰めかけました。

はじめに二三さんは、「二三」という名前の由来や、
背景画家になるきっかけなどから話し始めました。
小さいころは絵を描くのが大好きで、
画用紙がない時はこっそりふすまに絵を描いていたとか。
幼少期のほほえましい思い出を明かしました。

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講義のメインは
同大学の生徒向けの技術的な内容で、
アナログ・デジタル・3D映像の違いや、
それぞれの長所・短所などを話しました。

また静止画のみならず、
二三さんが手がけた作品の映像なども使いながら、
アニメーションが完成していく経緯を
わかりやすく説明しました。

スクリーンが変わるごとに、
ため息の出るようなきれいな背景が次々と現れます。
時には写真と見まがうほど。

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印象的だったのは、
学生の「画家として普段から気を付けて見ているものは」
という質問に対する答え。
「『太陽の光』を基本にするようにしています。
写真集や旅行などから、ものの色、影の色を学びます」
と、語る二三さん。
時間や場所によって、光は違った景色を生み出します。
その本物の色を大事にする二三さんは、
昔から「自然から学ぶ」ことをモットーにしています。
絵をデジタル化する時、「自然の色」が失われないよう、
とても気を付けているのだとか。

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▲講演後にはサイン会が行われ、来場者が長蛇の列を作りました

「質問があればいつでもどうぞ」
と何度も学生に語りかけ、
質問された時にはとても丁寧に、
真摯に答える姿が印象的でした。

展覧会に「来ていただいたら、
みなさんの絵の描き方にも生かせるかと」
と、遠慮がちに話す二三さん。
驚くような技術やこだわりを見せながらも、
終始、気さくな雰囲気を漂わせていました。

改めて、二三さんの作品をじっくりとみてみたいという
気持ちが駆り立てられました。

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