ペーパークラフトで立体的なアニメの背景画を作る「こどものためのワークショップ『アニメ背景画に挑戦!』」が11日に行われ、集まった小学4年生から中学生までの19人が、「もののけ姫」のワンシーン「獅子神の森」の制作に挑戦しました。
このワークショップで制作するのは、
"立体的に見える"背景画。
大きな木の幹や地面などの背景画のパーツを
厚紙で作った箱の中に重ねて並べ、奥行きを演出します。
まず、枠となる厚紙やそれぞれのパーツを、
カッターナイフやはさみを使って
ていねいに切り落としていきます。
木の幹のラインはデコボコしていて難しそう。
難しいところは、スタッフがお手伝い。
「カッターを使う時は、自分が切りやすいように
紙の向きを変えながら切るといいよ」
など、道具の扱い方のアドバイスも飛び出しました。
手前に配置するパーツの裏には、
適当な長さに切ったスチールの棒を貼り付けるのが
立体的に見せるコツ。
裏にスチールをうまく仕込んで、
奥行きのある背景画ができあがりました。
ここで登場したのが、自分が写った写真。
運動会の時、中国に行った時など
それぞれが思い出の写真を持ちより、
その写真から自分を切り抜くと、獅子神の森の中へ。
自分が主人公の、世界にひとつだけの作品が完成しました。
図工や絵を描くのが好きで参加した小学5年生の女の子は、
「思ったより難しかったけど、いい作品ができてうれしい」。
森の中を歩いているようなイメージで作ったといい、
木の根を乗り越えて、いまにも絵の外へ飛び出してきそうな
ユニークな作品に仕上がりました。
最後には、作った作品の"等身大版"ともいえる、
博物館1階の獅子神の森パネルで記念撮影。
にっこり笑顔と世界にひとつだけの作品が
ずらりと並びました。
この「こどものためのワークショップ」には、
定員の約8倍の応募が殺到したそう。
夏休みということもあり、どのイベントも人気のようです。
13日と27日には解説付きの映画上映会を開催、
両日とも1日2回、先着順で当日受付されるので、
ぜひお早めに会場へお越しください。
★イベント詳細は神戸市立博物館HPで