いよいよカウントダウンに入った「山本二三展」。開幕を直前に控え、10日発売のアニメ雑誌「アニメージュ」8月号に、同展の紹介が掲載されました。同誌は、二三さんへのインタビューも敢行。その言葉からは、今回の展覧会にかける強い思いが伝わってきます。
アニメーション美術の世界に身を投じてから、すでに30年余。
これまで、数々の名作を世に生み出してきた二三さんですが、
意外にも、博物館や美術館での展覧会は今回が初めてのこと。
「アニメージュ」のインタビューの中で二三さんは、
神戸や関西との「縁」の深さについて語っています。
「火垂るの墓」や「じゃりン子チエ」の舞台として、
作品制作のために訪れた際に撮影された写真には、
阪神・淡路大震災前の神戸の姿が残っているのだそう。
今回も、当時の写真をもとに描いた背景画が展示されます。
また、展示方法にもこだわっていて、
技術的な側面が見えるような工夫も施されているのだとか。
プロの技術を間近で見られる、またとない機会として、
これからこの世界を目指す人たちにとっても、
必見の展覧会といえるのではないでしょうか。
メインページ |
アーカイブ