県内の4小学校が合同で作った新聞のオンライン発表会が12月17日、ビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」で開かれた。児童たちはそれぞれの地元で取材した歴史や自然、町の話題について伝え合った。
神戸市北区の淡河小と有馬小、淡路市の大町小、養父市の宿南小。教員による「NIEで小規模校を繋(つな)ぐ研究チーム」の活動の一環で、より多くの児童が交流できる機会にと企画。11月に合同で新聞を製作した。
淡河小が江戸時代の大名が泊まった「淡河宿本陣跡」について紹介したほか、有馬小はホタルの飼育や幼虫の放流、大町小は給食で出た淡路牛のステーキやハモの天ぷら、宿南小は県内一高い氷ノ山など、各校とも思い思いのテーマで取材した内容をアピールした。
発表後、「(本陣跡の)うぐいす張りってどんな音がするの」「氷ノ山を登ってみたい」といったお互いの発表に対する質問や感想を交わした。
淡河小5年の石井咲来さん(11)は「記事はポイントを集めて短くまとめるのが難しかった。(他校の)発表では有馬小のホタルの飼育がすばらしいと思った」と話した。(小野萌海)=18日付神戸新聞朝刊広域A・B版
[写真㊤]オンラインで交流する児童たち=神戸市北区淡河町萩原、淡河小
[写真㊦]交流の感想を発表する児童=養父市八鹿町宿南、宿南小(宿南小提供)
4校の児童が共同製作した新聞はこちら。
※「わたしの感想NIE」に児童のみなさんの感想を掲載しています。
※担当した4人の先生の寄稿はこちら。
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