2024年度兵庫県NIE推進協議会の事業計画
NIE全国大会神戸大会(2025年7月31日~8月1日、神戸市内)を約1年後に控え、2024年度は準備期間と位置づけ、事業展開する。神戸大会で公開授業や実践発表を行う学校を確定させるのが最優先課題となる。
(1) NIE実践指定校と記者派遣事業について
2024年度実践指定校は28校(兵庫県NIE推進協議会独自認定校3校を含む)
・新規校14校、2年目の継続校14校
・新聞6紙の提供期間・・・25校が4カ月間、1校が2カ月間、残る2校(いずれも当推進協議会独自認定校)は自校で調達できるとの申し出があったため提供しない。
・校種・地域バランス・・・広大な兵庫の地域バランスを考慮しながら、NIE実践を校是に掲げる学校(西宮市立浜脇中学校、姫路市立豊富小中学校)をはじめ、有名校、小規模小学校、小中・中高・小中高一貫校、夜間中学、定時制高校、特別支援学校など多様な学校を指定する。
小学校5校、小中連携校2校
中学校6校(夜間中学1校を含む)
中高連携校1校、高校12校(定時制1校を含む)
小中高連携校1校、特別支援学校1校
記者派遣事業(出前授業)は、報道各社の協力を得て実施する。
原則として2学期スタート。すでに数校から1学期の記者派遣希望が寄せられ、当推進協議会事務局で対応している。
(2)NIE活動のさらなる普及に向けて
<新規事業>
① 2025年度NIE全国大会神戸大会での公開授業及び実践発表の担当校を決定
② 離島でのNIE展開
南あわじ市立沼島小中学校が指定校に新規加入する。「国生み神話」に彩られた南あわじ市・沼島でNIEを展開する。
③ 定時制高校でのNIE展開
県立湊川高校が2017~18年度以来6年ぶりに指定校に加わる。定時制高校でのNIE活動を推進する。
<継続事業>
① 夜間中学のNIE活動を定着化
2023年4月開校した姫路市立あかつき中学校をNIE実践校に新規指定する。夜間中学でのNIE実践指定校は2023~24年度の神戸市立丸山中学校西野分校に続くもので、神戸での実績を姫路で拡充、定着化を図りたい。夜間中学でのNIE実践は全国でも珍しい。
② 各種連携事業を拡充
県内各地の小規模小学校の連携(合同で新聞製作)、高校と小学校の連携(震災授業)、中学校と小学校の連携(平和学習)、大学や企業との連携など、これまで当推進協議会と学校で取り組んできたものを中心に各種連携事業を拡充する。
③ 「わたしの推し記事コンクール」のPR強化
当推進協議会の独自事業。応募数は第1回コンクール(2023年4月末締切)が348編だったのが、第2回コンクール(2024年4月末締切)は1403編と急増した。今回は県外からの応募もあった。いっそうPRしていく。
④ NIE兵庫セミナー・NIE実践発表会・公開授業の継続
NIE兵庫セミナー=教員向け。本年度は参加教諭による意見交換会や中高と特別支援学校の校長・教諭による実践発表、共同通信神戸支局記者による記者講演を行う予定。
公開授業(小中高各1校)=2024年9月~2025年1月に各校で公開授業を行う。
NIE実践発表会=実践指定校の成果発表会。2025年2月6日、神戸新聞本社会議室で開催予定。
<新聞コンクール窓口と審査について>
当協議会は、日本新聞協会が2024年度に実施する「第15回いっしょに読もう!新聞コンクール」の兵庫県の窓口を務めている。県内の小・中・高校生から寄せられた応募作の1次審査を当協議会が引き受ける。
(3)主な行事
主な行事予定は下記の通り。
<~5月>実践指定校各校でプレ出前授業やオリエンテーション
<6月>―2023年度NIE実践報告書発行
―兵庫県NIE連絡会(新聞・通信各社で構成)=書面持ち回り審議
19 日 兵庫県NIE推進協議会総会
<7月>1日 「わたしの推し記事コンクール」結果発表
5日 NIE兵庫セミナー、NIEアドバイザー会議
下旬 兵庫県NIE連絡会(記者派遣の各社分担決定、書面持ち回り審議)
※8月以降 記者派遣日程など調整で各指定校と各社のやり取り
<8月>1~2日 NIE全国大会京都大会=県内各校からの参加者には当推進
協議会が大会参加費を全額支給
<9月>記者派遣、本格スタート
―日本新聞協会「第15回いっしょに読もう!新聞コンクール」
作品締め切り(9月末までに県内の1次選考終了)
実践指定校(3校)で公開授業(~2025年1月)
<11月>上旬 2025年度実践指定校を募集
中~下旬 兵庫県、神戸市教育長と兵庫県NIE連絡会との意見交換会
<2月>6日 NIE実践発表会
以上