神戸新聞アドバイザーが講師に
神戸市立長坂中学校(神戸市西区伊川谷町長坂)で1月17日、発生からちょうど30年になる阪神・淡路大震災をテーマにした出前授業があり、全校生約600人が参加した。神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザー(64)が講師を務めた。
三好アドバイザーは30年前、震度7を記録した神戸で取材に当たった。当時の震災報道について、「風呂がどこにあるかなど、生活に密着した情報が求められた。非常時、メディアがライフラインの役目を果たすことが大切だ」と話した。
昨年8月には、気象庁が初の「南海トラフ地震臨時情報」を発表した。三好アドバイザーは「阪神・淡路をはじめ一つ一つの災害から学び、次に備えてほしい」と呼びかけた。
[写真説明]阪神・淡路大震災について学んだ出前授業=長坂中学校