記者派遣

記者にインタビュー術学ぶ 山崎高1年 新聞で課題や現状を把握

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神戸新聞支局長が講師に

 新聞記者からインタビュー術などを学ぶ授業が、宍粟市山崎町加生(かしょう)の山崎高校であった。神戸新聞社宍粟・佐用支局の村上晃宏記者(35)が講師を務め、同校1年生約180人が地元の課題の見つけ方やインタビューの際に注意する点などを学んだ。

 同校は、教育現場で新聞を活用する日本新聞協会のNIE実践指定校。1年生は授業の一環で、グループごとに宍粟市の課題を探し、探究を進めている。

 生徒たちは新聞記事を基に、宍粟の現状や課題を学習。村上記者から通学路の危険性や勉強場所の確保など「身近な所に課題を見つけるヒントがある」と聞くと、真剣な表情でメモを取っていた。インタビュー術を学ぶ場面では、具体的なエピソードを聞くことや知ったかぶりを禁止することなど、心がけるべき点が紹介された。

 「防災」をテーマに探究を進めるという西川くるみさん(16)は「インタビューの際に『なぜ』を大切にする重要性が分かった。課題の深掘りにも活用していきたい」と話した。=11月20日付神戸新聞朝刊西播版

[写真説明]宍粟市の課題や記者の仕事について話す村上晃宏記者=宍粟市山崎町加生、山崎高校

※「わたしの感想NIE」に生徒のみなさんの感想を掲載しています。