記者派遣

広島での校外学習を前に、平和学習 姫路・飾磨中部中1年

241025sikamatyuubutyuuhiroshima.JPG

神戸新聞アドバイザーが講師に

 被爆地広島での校外学習を前にした出前授業が10月25日、姫路市飾磨区細江の飾磨中部中学校であり、1年生80人が参加した。神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。

 校外学習は11月25~26日に予定され、生徒たちは広島平和資料館や慰霊碑などを見学し、語り部や記憶を語り継ぐ大学生から話を聞く。

 三好アドバイザーは太平洋戦争時、原爆が投下されたヒロシマ・ナガサキや神戸・姫路空襲、沖縄戦などの惨状に触れた。姫路空襲の爪痕がいまも姫路市内に残っていることや、「原爆症治療の父」と呼ばれる、同市出身の都築正男博士のことも紹介した。

 ロシアによる軍事侵攻から2年8カ月がたつウクライナや、紛争が激化する中東情勢にも触れ、「他人の痛みを共有し、自分ごととして考えたい」と強調した。

 「たとえ戦争になっても、相手の国に友達が1人いたら爆弾を落とせないだろう。普段から各国の人々と関わりをもつことが大切だと思う」と話した。

[写真説明]命の尊さを学ぶ生徒たち=飾磨中部中学校

※「わたしの感想NIE」に生徒のみなさんの感想を掲載しています。