神戸新聞アドバイザーが講師に
新書を読んでエッセンス(核心)や感想をポスターにまとめようーと、10月17日、神戸市東灘区住吉山手5の神戸大学付属中学校で出前授業があり、1年生120人が参加した。神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。
同校は日本新聞協会のNIE実践指定校。生徒たちは夏休み、好きな新書1冊を選んで、内容の要約に取り組んだ。言語と文化、話術、医療など、幅広い分野の本が選ばれた。
出前授業で生徒たちは、ポスターで何を伝えるのか―を考えた。三好アドバイザーは「書いてある情報を整理し、自身が関心の高いポイントを見定める」「Q&Aなどを活用し、わかりやすくまとめる」「感想や意見は視点記事として別立てにする」などを提案した。
「書いてある内容をうのみにせず、他の文献を調べたり、フィールドワークやアンケートで確かめてみたりすることも大切」と強調した。
また、読みやすくするため「トップと真ん中の記事を目立たせる」「写真を使えないか、表やグラフにできないか考えてみる」「縦書きと横書きの併用など、変化をつける」などとアドバイスした。
[写真説明]ポスターで何を伝えたいか―を発表する生徒=神戸市東灘区住吉山手5
※「わたしの感想NIE」に生徒のみなさんの感想を掲載しています。