記者派遣

神戸甲北高生、取材のこつ学ぶ 具体性やディテールにこだわりを

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神戸新聞アドバイザーが講師に 

 インタビューやフィールドワークなど取材のこつを学ぶ授業が6月18日、神戸市北区大脇台の神戸甲北高校であり、2年生192人が参加した。神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。

 同校は日本新聞協会のNIE実践指定校。生徒たちは「総合的な探究」の一環として、まちづくりや防災、学校教育など各自テーマを決め、市内外の関係者から話を聞いたり、現地を訪問したりするなどして取材、今年末に校内で成果を発表する予定。

 三好アドバイザーは「自身のテーマが市民生活とどう関わっているかを考え、取材しよう」と呼び掛けた。「取材相手から具体的に聞き出すことで記事に正確さが増す」「現地に出向いたときにはディテールの取材を」などと話した。

 発表時には、論点をはっきりさせる▽図表や写真を使って視覚に訴える―などをポイントとして挙げた。

 授業を受けた2年、大川洸(ほのか)さん(16)は「インタビューでは先入観を持ちすぎないことやキーワードを聞き逃さないことを学んだ」と話した。=25日付神戸新聞朝刊神戸版

[写真説明]インタビューのノウハウを学ぶ生徒たち=神戸市北区大脇台

※「わたしの感想NIE」に生徒のみなさんの感想を掲載しています。