県NIE推進協議会会員の新聞・通信社で人事異動があり、読売新聞神戸総局長が水野広宣さんから島崎隆太さんに交代した。人となりを自己紹介でー。
読売新聞神戸総局長 島崎 隆太
情報のバランスとれた、新聞の良さ伝えたい
1995年4月に入社し、広島、松江、和歌山などの総支局、大阪本社の社会部、生活教育部で勤務してきました。特に広島県内での勤務が長く、広島、福山で計9年、記者やデスクをしました。被爆から年月がたつなか、体験をどのように伝えていくのかということが、大きなテーマとしてありました。来年、発生から30年となる震災でも同じだと感じています。
読売新聞社などが2022年に行った調査では、日常的にスマートフォンなどでSNSからニュースに触れている児童・生徒が5割を超えていました。SNSでは、自分と考えの近い情報ばかりをおすすめされ、偏った情報にばかり触れることで思考が極端になっていくエコーチェンバーという現象が問題になっています。様々な情報がバランス良く詰め込まれている新聞の良さを知ってもらうためにも、新聞を教材にして授業を展開するNIEの果たす役割は大きいと考えています。
実は尼崎生まれです。親の転勤で物心つく前に大阪へ転居し、山口、千葉、広島を転々としながら育ちました。記者になってからもほぼ2年おきに引っ越しし、50年以上を経て兵庫県に戻ってきました。観光で訪れただけでは見えない魅力を探すのが楽しみです。