神戸新聞アドバイザーが講師に
「伝わる紙面」にするため新聞社はどんな工夫をしているか―。新聞の表現法を学ぶ授業が6月4日、神戸市西区伊川谷町長坂の伊川谷高校であり、1年生30人が参加した。同校は日本新聞協会のNIE実践指定校。神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。
三好アドバイザーは、新聞記事は初めに結論を書く「逆三角形」スタイルなので、前文だけ読めばおおよその内容が分かる▽写真は記事のテーマに沿った材料を写し込むので、多くの情報が詰まっている▽ニュース価値が分かるよう、紙面レイアウトはトップ記事を大きくするなど、メリハリを心がけている―などと解説した。
「いずれも『伝わる紙面』を考えての工夫だが、多様な表現法を生かして『何を伝えるか』が重要。人命と人権を守るのが新聞の役割」と強調した。
[写真説明]新聞の各面を読んでもらおうーと、この日の朝刊から大きな数字を探すワークを行った=伊川谷高校
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