記者派遣

職業体験を新聞に 姫路・夢前中2年生

240527yumesakityu.JPG神戸新聞アドバイザーが講師に

今年6月の就業体験「トライやる・ウィーク」で見聞したことを新聞にまとめようーと5月27日、姫路市広畑区才の夢前中学校で取材のポイントを学ぶ授業があり、2年生133人が参加した。

 神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。生徒たちは6月3~7日、幼稚園や小学校、介護施設、病院、警察・消防署など52カ所で働く予定で、「こども園の子どもたちが笑顔になるように頑張りたい」「デイサービスセンターを利用する方たちとコミュニケーションを図りたい」「衣料品店での接客が楽しみ」「スーパーで商品をきちんと陳列したい」などと意気込みを語った。

 生徒たちは、インタビュー取材のノウハウなどを学んだ。三好アドバイザーは「訪問先では敬意をもって話を聞こう」「トライやるを夢を見つける第一歩しよう」と呼びかけた。

 続いて、新聞記者の仕事についても紹介。「人命と人権を守るのが新聞の使命。犯罪被害者の支援や権利の確立に関わっていきたい」と話した。

 生徒たちは次回6月10日、三好アドバイザーから新聞づくりのポイントを学ぶ。

[写真説明]「トライやる・ウィーク」の抱負を語る生徒=夢前中学校

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 「トライやる・ウィーク」の体験を新聞にまとめるのを前に6月10日、新聞作りのポイントを学ぶ授業があり、三好アドバイザーが講師を務めた。

 生徒たちはまず、「何を一番記事にしたいか」を考え、30字以内でまとめた。スーパーで働いた生徒は「レジでの体験を紹介したい」、書店の仕事に取り組んだ生徒は「簡単な作業ほど大変だった」と振り返った。

 このほか、各事業所の仕事の内容や、においや音などを含めた雰囲気を発表する時間もあった。パン屋で就業体験した生徒は「店内にはパンのよいにおいが漂い、お客さんが訪れてにぎやかだった」と話した。

 三好アドバイザーは「体験したことを具体的に、細かな部分も記事にすることが大切」と強調。「これからも地域の事業所を応援していこう」と呼びかけた。

 授業では、生徒たちが各事業所で働いている写真も多数紹介され、それぞれが5日間の体験を振り返った。

[写真説明]「何を記事にしたいか」を30字以内でまとめた=夢前中学校

生徒たちの声

※「わたしの感想NIE」に生徒のみなさんの感想を掲載しています。