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神戸大会、機運醸成を確認 県推進協総会 実践指定校に28校

240619soukaikobe.jpg 学校教育現場で新聞の活用を進める「兵庫県NIE推進協議会」は6月19日、神戸市内で総会を開き、2024年度の実践指定校に県内の小中高校、特別支援学校など計28校を内定した。来夏に同市内で開く「第30回NIE全国大会神戸大会」に向けた取り組みや機運醸成についても確認した。

 協議会は県教育委員会、神戸市教委、県内の学校、新聞・通信社で構成。神戸大会は来年7月31日、8月1日の2日間で、県内の教育現場での取り組みを発表する。ニュースへの接点がデジタルに移行している現状を踏まえ、竹内弘明会長は「紙の新聞とデジタルを融合させた、新たな時代の取り組みを発表する機会としたい」と語った。

 県教委の藤原俊平教育長は「探究活動の素材として新聞は今も効果的。よりよい学びにつながるよう、時代の中で柔軟に対応したい」と話した。同市教委の福本靖教育長は自身の教員経験に触れ「新聞を読む世代が減っているが、教育に果たす役割は大きい。現状から逆算して、教育現場での在り方を考えていけたら」と展望を語った。(鈴木雅之)=20日付神戸新聞朝刊ひょうご総合面

 実践指定校は次の通り。

 【日本新聞協会認定】〈小学校〉新規=甲南、養父市立宿南▽継続=神戸市立白川、神戸市立鶴甲、姫路市立網干西〈小中連携〉新規=南あわじ市立沼島▽継続=姫路市立豊富〈小中高連携〉新規=愛徳学園〈中学校〉新規=神戸大付、姫路市立あかつき▽継続=神戸市立高倉、西宮市立浜脇〈中高連携〉継続=甲南〈高校〉新規=神戸甲北、網干、山崎、播磨南、洲本、湊川▽継続=伊川谷、須磨友が丘、有馬、県立西宮、三木北〈特別支援〉継続=のじぎく
【県推進協認定】〈中学校〉新規=姫路市立飾磨中部▽継続=明石市立高丘〈高校〉新規=神戸

[写真説明]実践校などを決めた兵庫県NIE推進協議会の総会=神戸市中央区栄町通1

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AI時代の向き合い方を考える 県NIE推進協が総会

 教育現場での新聞の活用に取り組む兵庫県NIE推進協議会の総会が6月19日、神戸市内で開かれ、新規事業計画などが承認された。

 総会には、同協議会の構成メンバーの県教委や神戸市教委、県内の小中高、新聞社・通信社の代表者らが参加。冒頭、同協議会の竹内弘明会長が「デジタル時代、AI時代に新聞とどう向き合っていくか。不易流行を考えながらNIE活動を考えていきたい」とあいさつ。続いて、昨年度、41件の記者派遣事業が行われたことが報告された後、令和6年度の実践指定校(28 校)や、来年7月のNIE全国大会神戸大会の事業計画案、離島(南あわじ市立沼島小中学校)での活動に取り組むことなどが承認された。=20日付産経新聞朝刊阪神・神戸版、播州版、但丹版、淡路版

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「時代読み解き いのちを守る」 来夏大会スローガン

 新聞を教材にして授業を展開する運動(NIE)を進める県NIE推進協議会は6月19日、神戸市中央区の読売新聞神戸総局で総会を開き、来年夏に神戸市で開かれるNIE全国大会のスローガンを「時代を読み解き、いのちを守るNIE」とすることを了承した。

 全国大会は来年7月31日、8月1日に神戸ポートピアホテル(神戸市中央区)などで開催。スローガンには、阪神大震災から30年、終戦から80年の節目の年に、新聞を通して命を大切にする取り組みを進めるという思いが込められている。

 また、今年度の実践校に県内28校を選んだことが報告された。

 実践校は次の通り。

 神戸市立白川小▽同市立鶴甲小▽姫路市立網干西小▽甲南小▽養父市立宿南小▽姫路市立豊富小中▽南あわじ市立沼島小中▽愛徳学園小・中・高▽神戸市立高倉中▽西宮市立浜脇中▽神戸大付属中等教育▽明石市立高丘中▽姫路市立あかつき中▽同市立飾磨中部中▽甲南高・中▽県立伊川谷高▽県立須磨友が丘高▽県立有馬高▽県立西宮高▽県立三木北高▽県立神戸甲北高▽県立網干高▽県立山崎高▽県立播磨南高▽県立洲本高▽県立湊川高▽県立神戸高▽県立のじぎく特別支援

=20日付読売新聞朝刊神戸明石、阪神、三田、淡路、播磨姫路、但馬、丹波の各版