記者派遣

「トライやる」体験を新聞にしよう 明石・大蔵中

240520ookuratyuuu.JPG神戸新聞アドバイザーが講師に

 今年6月の就業体験「トライやる・ウィーク」の体験を新聞にしよう―と、5月20日、明石市西朝霧丘4の大蔵中学校で、取材のポイントや記事の書き方を学ぶ授業があり、2年生184人が参加した。神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。

 生徒たちは学校やスーパー、ファストフード店、介護施設など約85事業所を訪問する。「幼稚園で子どもとの関わり方を学びたい」「自宅近くのコープで店員さんにどんな仕事をしているかを聞きたい」「老舗のあなご店で働くのが楽しみ。アナゴの焼き方などを知りたい」などと抱負を語った。

 三好アドバイザーは、取材の仕方として、5W1Hを押さえた上で、働くことの楽しさや苦労、やりがいは何だったかを書く▽その仕事の魅力を自分の言葉で表してみる▽事業所のにおいや音、雰囲気を書く―などを勧めた。インタビューは「具体的に聞く、変化を聞く、比較して聞く」「素朴な質問を大切に」などとアドバイスした。

 記事の書き方では、書き出す前に仮見出しを考える▽テーマを意識しながら書き進める―などのポイントを挙げた。

 三好アドバイザーは「トライやるを夢を見つけるきっかけにしよう」と呼び掛けた。

[写真説明]訪問する事業所で取り組んでみたいことを話し合う生徒たち=大蔵中学校