神戸新聞アドバイザーが講師に
新聞記事を読み込み、少子高齢化などに伴う県内自治体の課題解決策を考える授業が4月30日、芦屋市山手町の甲南高校であり、3年生約90人が参加した。授業は、神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーらが担当した。
三好アドバイザーは「兵庫でも人口減少は深刻で、各自治体はさまざまな課題を抱えている。高校生ならではの視点で、交流人口を増やしたり、若者らの雇用の場を生み出したりするアイデアを考えて」と呼びかけた。
生徒たちは小グループに分かれ、地域活性化をテーマにした数本の記事を読んだ。甲南大(神戸市)の学生が加古川市の課題について考えるプロジェクトなど、若者がまちづくりに参画している記事、インバウンド(訪日客)のニーズにも応え、城崎温泉街(豊岡市)で素泊まりの宿泊施設が増えたなど、地域の動きを伝える記事―。生徒たちは自分たちにできることは何かを話し合った。
5月1日には、各グループで関心をもった地域の活性化策について意見をまとめる。
[写真説明]県内自治体の課題を学び、活性化のアイデアを考える生徒たち=甲南高校