読売新聞記者が講師に
新聞を活用した教育に取り組む「NIE」の授業が3月1日、加古川市の県立加古川西高校であり、読売新聞姫路支局の古市豪記者(49)が1年生の約280人に「新聞記者の仕事」と題して講演した=写真=。
同校は、今年度のNIE実践指定校になっている。生徒たちは最初に地域活性化の方法について発表。古市記者はリポートの書き方を評価したうえで、「新聞の記事を書く時も、どうすれば読んでもらえるかを気にかける。面白さや驚きがあることが必要」と説明した。
また、北海道日本ハムファイターズに在籍していたときの大谷翔平選手や、殺人事件の遺族などを取材した経験を振り返り、「取材力を生かし、自分しか見聞きできなかったものを情報として盛り込むことが大事だ」と強調した。
垰本(たおもと)啓志さん(16)は「インターネットだけでなく、自分で出かけて行って情報を得ることが大切だと感じた」と話していた。=3月2日付読売新聞朝刊播磨・姫路版