推進協の取り組み

阪神・淡路の取材体験語る 神奈川県NIE推進協の会合

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兵庫県NIE推進協事務局長が講師に

 「阪神・淡路大震災」をテーマにしたオンライン講演会(神奈川県NIE推進協議会主催)が3月20日開かれ、神奈川県内外の教員やNIE関係者ら22人が参加した。兵庫県NIE推進協議会の三好正文事務局長(64)が講師を務めた。

 同協議会3月NIEミーティングの特別企画。三好事務局長は29年前の大震災当日、神戸・三宮にあった神戸新聞本社で宿直勤務をしていた。「爆発時のように窓ガラスが割れた」などと震度7の瞬間を振り返り、社のホストコンピューターがダウンし、京都新聞社に新聞発行を依頼するまでの経緯などを語った。

 元日に発生した能登半島地震についても触れた。「阪神・淡路の教訓を伝えきれなかった」と悔しさをにじませ、「南海トラフ巨大地震では兵庫、神奈川ともに大津波の襲来が予想されている。震災を知らない世代にこそ教訓を語り継いでほしい」と話した。

 参加者から「海岸近くに学校がある。どう対応すればいいか」「災害時、SNS(交流サイト)を使うときの留意点は」などの質問が寄せられた。

[写真説明]「大災害の教訓を語り継ごう」と呼び掛けたオンライン講演