記者派遣

新聞の利点や役目伝える 神戸・葺合高で神戸新聞社員が授業

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 新聞の読み方や記者の仕事を学ぶ授業が、葺合高校(神戸市中央区)であり、1年生50人が参加した。同校は日本新聞協会のNIE実践校。神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。

 「総合的な探究の時間」の一環で、ほかの講師は企業や大学、理化学研究所、テレビ局などの9人。三好アドバイザーは「新聞は多様な記事を一覧でき、不得意分野のニュースを入手しやすい」と説明。「新聞記事は結論から書くので、見出しと前文をざっと読めば世の中の出来事がおおよそ分かる」と気軽に読むことを勧めた。

 記者の仕事については、能登半島地震について触れ「災害を記録し教訓を伝えるのが新聞の役目。人命と人権を守ることが新聞社の使命」と話した。

 授業を受けた鹿養(かよう)真希人さん(15)は「信頼できる情報を提供するなど、社会的責任の高い仕事だと感じた」と話した。=1月22日付神戸新聞朝刊神戸版

[写真説明]新聞の読み方を学ぶ生徒たち=神戸市中央区野崎通1、葺合高校

※「わたしの感想NIE」に生徒のみなさんの感想を掲載しています。