神戸新聞アドバイザーが講師に
元日に発生した能登半島地震を受け、防災・減災について考える授業が1月15日、神戸市垂水区名谷町猿倉の福田中学校であり、1年生140人が参加した。神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。
生徒たちはこの日の神戸新聞朝刊から、能登半島地震の気になる記事を探して意見交換。「避難者2万人のうち高齢者はどのくらいいるのだろう」「断水が続き、飲料水の確保に苦労しているのでは」と被災者に思いをはせた。
防災工作も体験。冬の避難所で少しでも温かく過ごすため、段ボールベッドを作ったり、床にガラスの破片などが散乱したときに備え、新聞紙スリッパを作ったりした。
三好アドバイザーは29年前の阪神・淡路大震災のときの被災地の様子や、当時の震災報道についても紹介した。
最後に、生徒たちは自身や家族で取り組む防災対策を考えた。「寝るとき、緊急持ち出し袋を近くに置きたい」「家族で非常時の集合場所を決めておきたい」などの意見があった。
[写真説明]きょうから取り組む防災対策を話し合う生徒たち=福田中学校
※「わたしの感想NIE」に生徒のみなさんの感想を掲載しています。