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被災直後の状況伝える 神戸海星女子学院小で講演

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「阪神・淡路」テーマに神戸新聞社員

 阪神・淡路大震災をテーマにした講演が1月17日、神戸市灘区青谷町2の神戸海星女子学院小学校であり、3~6年生約200人と保護者ら計230人が参加した。神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。

 同校が毎年行っている震災講演で、5回目。これまで東日本大震災や熊本地震などの被災地から講師を招いている。今回は原点に戻り、阪神・淡路に焦点を当てた。

 三好アドバイザーは震災の日、神戸・三宮の本社で宿直勤務だった。当日書いた記事や当時のまちの様子を紹介し、「発生時刻に起きていたので命が助かったと思う。現実を書き続けることで、全国に救いを求めたいとの思いだった」と振り返った。

 元日に発生した能登半島地震にも触れ、「被災地の光景が1・17の記憶と重なる。復興を願って支援を続けたい」と力を込めた。

 授業を受けた同校6年の立山ゆりあさん(12)は「南海トラフ巨大地震に備え、非常持ち出し袋の中身や避難所を再確認したい」と話した。=19日付神戸新聞朝刊神戸版

[写真説明]震災をテーマに行われた授業=神戸市灘区青谷町2、神戸海星女子学院小学校