共同通信記者が講師に
NIEの一環として、共同通信社神戸支局の伊藤愛莉記者(25)が、西宮市宮前町3の浜脇中学校で出前授業を行った。同校は日本新聞協会のNIE実践指定校。記者の仕事の魅力について、2年生285人が聞き入った。
伊藤記者は昨年9月、愛媛県の松山支局から神戸支局に異動し、現在は主に阪神地域を担当。日本一に輝いたプロ野球・阪神タイガースのファンや、阪神・淡路大震災の遺族らの取材を続けている。
福祉に関心があるといい、西日本豪雨(2018年発生)で被災した広島・岡山・愛媛県で、障害者が避難しづらい状況にあることを家族へのアンケートで明らかにした自身の記事を紹介。「関係者から感謝のメールをいただき、記者になった意味を感じた」「記者の仕事は、名刺1枚で誰にでも取材でき、関心事を仕事につなげられるのが魅力」と話した。
授業を受けた前田紗良さんは「自分がやりたいことを存分にできる新聞記者に関心を持った」と話していた。(三好正文)=11月25日付神戸新聞朝刊阪神版
[写真説明]各教室のモニターを通じ、共同通信・伊藤愛莉記者の話を聞く生徒たち=浜脇中学校
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