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兵庫県NIE推進協が総会 新会長に竹内弘明氏

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 学校教育現場で新聞の活用を進める「兵庫県NIE推進協議会」の総会が6月21日、神戸市内であり、新会長に竹内弘明神戸親和大教授(68)が就いた。総会では2023年度の実践指定校26校を内定。高校と特別支援学校が連携してNIE活動に取り組む新規事業などの事業計画と予算案を承認した。

 竹内会長は県立須磨友が丘高校(同市須磨区)、県立神戸高校(同市灘区)、親和中学・親和女子高校(同)で校長を歴任。就任あいさつで「新聞には書き手の熱い思いがつづられている。子どもたちが思いをしっかりと受け止め読み解くことで、社会や未来、人の心が見えてくる」とした。

 15年から8年間会長を務めた秋田久子前会長が22年度の活動を報告。顧問の藤原俊平県教育長と長田淳神戸市教育長は、教育現場での新聞活用の現状を報告し「新聞は、子どもたちが情報を正しく活用する力を身に付けるために有効な教材だ」と強調した。

 同協議会は学識経験者や県教育委員会、同市教育委員会、新聞社や通信社の代表者らで構成。実践指定校への記者派遣などを通じ、NIEの普及・支援に努めている。(安藤真子)=22日付神戸新聞朝刊ひょうご総合面

 実践指定校は次の通り。

 【日本新聞協会認定】〈小学校〉新規=神戸市立鶴甲、姫路市立網干西▽継続=神戸市立白川、神戸市立横尾、姫路市立大塩〈小中連携〉新規=姫路市立豊富〈中学校〉新規=神戸市立高倉、明石市立高丘、西宮市立浜脇▽継続=尼崎市立南武庫之荘、神戸市立丸山・西野分校、加古川市立加古川、南あわじ市・洲本市組合立広田〈中高連携〉新規=甲南〈高校〉新規=県立有馬、県立西宮、県立尼崎、県立三木北▽継続=県立伊川谷、県立須磨友が丘、県立加古川西、神戸市立葺合、神港学園、クラーク記念国際〈特別支援〉新規=県立のじぎく
 【県推進協認定】〈小学校〉新規=愛徳学園

[写真説明]就任あいさつで新聞の価値について語る竹内弘明会長=神戸市中央区栄町通1

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実践指定校 26校決まる 県NIE推進協議会 総会

 教育現場での新聞の活用に取り組む県NIE推進協議会の総会が6月21日、神戸市内で開かれた=写真。NIEを積極的に推進する、令和5年度の実践指定校には26校が決まった。また、中学校と大学・企業が連携してNIEに取り組むなどの新規事業計画を承認した。

 総会には、推進協議会を構成している県教委や神戸市教委、県内の小中高、新聞社・通信社の代表者らが参加。あいさつに立った長田淳神戸市教育長は「信頼性の高い情報が掲載されている新聞は良質な教材になる。今後もより一層、新聞を活用した教育を進めたい」と話した。

 5年度の実践指定校には、前年度から継続して指定される13校に加え、新規校12校、県NIE推進協議会が独自に認定した1校が決まった。日刊紙の提供を受けたり、記者派遣事業を利用したりしながら、NIEに取り組む。

 また、8年間会長職を務めた秋田久子会長が退任し、竹内弘明・神戸親和大教授が就任する人事も承認された。竹内新会長は「新聞には書き手の熱い思いがつづられている。その思いを子供たちが受け止めて読み解くことで、社会が見え、未来が見え、人の心が見えてくる。NIE活動をますます充実させていきたい」と述べた。=22日付産経新聞朝刊阪神・神戸版

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新会長に竹内氏 県推進協  

 教育現場での新聞活用を進める県NIE推進協議会は6月21日、神戸市中央区の読売新聞神戸総局で総会を開き、新会長に竹内弘明・神戸親和大教授を選任した。竹内会長は「NIE活動によって、子どもたちは情報を活用して自分の問題として考え、発信する力が伸びていく」とあいさつした。

 総会では、2025年の全国大会神戸大会を見据え、NIE実践校が26 校になったことや、大学、企業と連携してNIE活動に新たに取り組むことなどが報告された。=22日付読売新聞朝刊神戸明石版