お知らせ

新聞・通信社 新会員紹介

 県NIE推進協議会会員の新聞・通信社で人事異動があり、神戸新聞報道部長が小山優さんから小森準平さんに、毎日新聞神戸支局長が石川隆宣さんから岸桂子さんに交代した。人となりを自己紹介でー。

神戸新聞報道部長 小森 準平

新聞ができることは

 4年ぶりに編集部門に戻りました。外に出ていろんな方々とお会いし、話をできる機会が増えて、毎日ワクワクしています。

 神戸で生まれ育ちました。教職の道に進んだ同級生も割に多く、毎年春に兵庫県教委、神戸市教委が発表する「先生の異動」名簿の掲載紙面を隅から隅までチェックするのがひそかな楽しみです。50代半ばとなり、校長や教頭などとして活躍している旧友の名前を見つけるとうれしくなります。教えを受けた先生方はほとんど「卒業」されてしまいましたが...。

 小学校で水泳、中学校でバレーボール、高校・大学でラグビーと、ずっとスポーツに親しんできたため、自分や友人の戦績が新聞で紹介されることが何よりの励みでした。知らず知らずのうちに読むようになった新聞が、身近な地域のこと、この国のこと、世界のことを、ごく自然に教えてくれました。デジタル全盛の時代ですが、これからも児童・生徒、教職員の皆さんの日常にそっと寄り添う存在であり続けたいと願っています。

 ネット空間に玉石混交のニュースがあふれる中、次代を担う子どもたちには、正しい情報を選び取るスキルが不可欠です。そのために新聞ができることは何か。NIEの活動を通じて、学校現場の皆さんと一緒に考えていければ幸いです。よろしくお願いいたします。

毎日新聞神戸支局長 岸 桂子

兵庫との縁 かみしめて

 5月1日付で着任しました。1994年入社で初任地以来、2度目の神戸支局勤務です。姫路支局相生通信部、阪神支局にも在籍しました。全国紙記者なのに支局ライフは兵庫県だけ。神戸の街歩きをしたりひょうご五国の地図を眺めたりしては、ご縁の強さを感じ喜びをかみしめている毎日です。兵庫以外では、大阪・東京の両本社で美術を中心に文化芸術を長く担当してきました。

 新聞の立ち位置が激変しようとしています。若い世代では興味ある情報にしかアクセスしない傾向が強まる中、新聞が発信する正確で社会情勢を示す情報のために、どこまでお金を払っていただけるのか。私たちの姿勢こそ問われていると痛感します。

 10代に正確性とか多様性とかもっともらしい単語を振りかざしても意味がないでしょう。「新聞には多様な情報が詰まっていて、知らないことを教えてくれる」と感じてもらえることが必要なのだと思います。NIEの役割も一層大きくなるのかもしれません。どうぞよろしくお願い申し上げます。