記者派遣

新聞記事から人権を考える 神戸・伊川谷高

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神戸新聞アドバイザーが講師に

 「人権を考える」をテーマにした授業が12月13日、神戸市西区伊川谷町長坂の伊川谷高校であり、1年生40人が参加した。神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。

 同校は日本新聞協会のNIE実践指定校。三好アドバイザーは、北朝鮮による日本人拉致問題や教育現場での体罰など、さまざまな人権侵害に関する記事を紹介。身近な人権侵害として「ネットいじめ」を取り上げ、「LINEは言葉がとがりやすいので、注意しながら使いたい」「ネットいじめは、傍観者でいないことが大切」と話した。

 「人命を奪い、人権を侵害する最大の愚行が戦争」と指摘。ロシアによるウクライナ侵攻が9カ月を過ぎたいま、「強い民主義国家をつくる意志を持ち続けるとともに、戦争反対の声を上げ続けよう」と呼び掛けた。

 コロナ差別や社会的弱者にしわ寄せがくる自然災害についても取り上げた。

[写真説明ウクライナ侵攻を取り上げた、新聞のワークシートに取り組む生徒たち=伊川谷高校

※「わたしの感想NIE」に生徒のみなさんの感想を掲載しています。