記者派遣

新聞を身近に感じて 神戸山手女子高で出前授業

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毎日新聞記者が講師に

 新聞を教育に活用するNIE(教育に新聞を)活動の授業が11月9日、神戸山手女子高校(神戸市中央区)であり、毎日新聞神戸支局の村田愛記者(23)が講演した。3年生22人を前に、記事ができる過程を紹介し、「新聞を身近に感じてほしい」と訴えた。

 明石歩道橋事故(2001年)の発生20年を機に昨年取材したことについて「事件や事故の遺族に話を聞くのは初めて。遺族の気持ちを深く知ろうと思う一方、完全には理解できないことも踏まえて臨んだ」と振り返った。記事を書くうえで、事実や状況を丁寧に記し、話を聞いたときの感情を大切にしつつ、現実的な視点を持つよう心がけていることも紹介した。

 講演を聞いた長野結香さん(18)は「記事をチームで書くこともあると聞いて驚いた」と語り、長谷川小晴さん(17)は「文章だけで伝えるのは難しいが、記者の工夫や意識していることが分かった」と話した。【石川隆宣】=10日付毎日新聞朝刊神戸版

[写真説明]新聞記事ができる過程について記者の話を聞く神戸山手女子高校の生徒たち=神戸市中央区で

※「わたしの感想NIE」に生徒のみなさんの感想を掲載しています。