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時事通信社神戸総局長が講演 世論調査の分析など解説 神戸・兵庫高

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 安倍元首相「国葬」の賛否問う調査を例に

 時事通信社神戸総局の水島信総局長が10月17日、神戸市長田区の兵庫高校で「調べる、まとめる~世論調査」と題して講演した。同校は兵庫県NIE推進協議会の独自認定校。メディア各社が行った安倍晋三元首相の国葬の賛否を問う世論調査の話に、2年生275人が聞き入った。

 講演は生徒の探究学習に生かしてもらうのが狙い。世論調査について、水島総局長は「テーマ設定が大事」「回答者の属性(性別、年齢など)と回答を関連づけると深い分析ができる」などと説明した。

 「安倍元首相の国葬は、時事通信社の世論調査でも『反対』が『賛成』を上回った。国葬は営まれたが、岸田内閣が国民に弔意を強制しなかったなど、調査には一定の意味があった」と話した。

 生徒の松井智優(ちひろ)さんは(16)は「質問内容を明確にして賛否を尋ねることが大切だと分かった」と話した。(三好正文)=18日付神戸新聞朝刊神戸版

[写真説明]時事通信・水島信総局長の話を聴く生徒=神戸市長田区寺池町1

※「わたしの感想NIE」に生徒のみなさんの感想を掲載しています。