記者派遣

あなたにとってウクライナ問題とは 神港学園高2年

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神戸新聞アドバイザーが講師に

 ロシアによるウクライナ侵攻から半年がたった。「あなたにとってウクライナ問題とは」をテーマにした授業が9月13日、神戸市中央区山本通4の神港学園高校であり、2年生17人が参加した。神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。

 生徒たちは数人ずつのグループに分かれ、「戦争終結に向け、わたしたちに何ができるか」を話し合った。「人道支援のためウクライナに寄付する」「人道支援団体にボランティアとして参加する」「避難民の受け入れをいっそう進める」などの意見が出た。

 生徒たちは、東西冷戦終結(1989年)に貢献し、先日死去したソ連最後の最高指導者・ゴルバチョフ氏に関する新聞ワークシートに取り組んだ。三好アドバイザーは、東西冷戦時代から今日に至るまでの歴史を説明し「世界を分裂させないためには、先を見通した歴史的想像力が求められる」と話した。

 三好アドバイザーは有事(非常事態)の新聞の読み方にも触れ、記事を読み比べ、根拠をより明確にする▽歴史的経緯と関連づける▽自分ごととして考えるーなどを勧めた。

[写真説明]戦争終結に向け、日本人にできることは何か―。意見を交わす生徒たち=神戸市中央区山本通4、神港学園高校

※「わたしの感想NIE」に生徒のみなさんの感想を掲載しています。