1票の意義を考える「主権者教育」の授業が9月8日、県立播磨特別支援学校(たつの市揖西町中垣内)であり、就業技術科の3年生31人が参加した。同校は日本新聞協会のNIE実践指定校。授業は、神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務め、若者が投票する重要性を伝えた。
今夏の参院選で10歳代の投票率(選挙区、抽出調査)は34・49%となり、全体の投票率52・05%を大幅に下回った。
三好アドバイザーは参院選を例に、世論調査や出口調査など、新聞の社会的任務である選挙報道について説明。国の予算額から「1票の価値」を換算する実践や、選挙シミュレーションゲームを通じ、「選挙に行くのは自分たちのため」ということを体感してもらった。
さらに、「ロシアのウクライナ侵攻から半年がたった。国が進める外交や危機管理に若者の意見を反映させるには投票に行くのが近道」と呼び掛けた。
[写真説明]選挙シミュレーションゲームを通じて1票の意義を考える生徒たち=播磨特別支援学校
※「わたしの感想NIE」に生徒のみなさんの感想を掲載しています。