神戸新聞アドバイザーが講師に
1票の意義を考える「主権者教育」の授業が9月2日、芦屋市公光町のクラーク記念国際高校芦屋キャンパスであり、1年生89人が参加した。神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。
今夏の参院選で10歳代の投票率(選挙区、抽出調査)は34・49%となり、全体の投票率52・05%を大幅に下回った。同校は日本新聞協会のNIE実践指定校で、選挙権を得る18歳を前にした生徒に「主権者とは何か」を考えてほしいと授業を企画した。
三好アドバイザーは、ウクライナ情勢や頻発する自然災害に触れ、「投票に行くことが、外交や防災対策に若者の意見を反映させる近道」と強調した。
生徒たちは、選挙シミュレーションゲームや「どの政治課題に関心があるか」を考えるワークショップも体験。生徒たちが挙げた課題は、安全保障や子育て、雇用問題など多岐にわたった。
菊地浩美さん(16)は「コロナ下に新聞を読む機会が増えた。社会の動きに関心をもっていきたい」と話した。=3日付神戸新聞朝刊阪神版
[写真説明]ワークシートから関心のある政治課題を選ぶ生徒たち=クラーク記念国際高校芦屋キャンパス
※「わたしの感想NIE」に生徒のみなさんの感想を掲載しています。