学校教育現場で新聞の活用を進める「兵庫県NIE推進協議会」の総会が6月16日、神戸市内であった。2022年度の実践指定校計23校を内定し、夜間中学校でも授業で新聞を活用するといった事業計画を承認した。
同協議会は、学識経験者や県教育委員会、同市教委、県内の学校、新聞・通信社で構成。秋田久子会長は「先生方の役に立ち、子どもたちにより良い授業が届けられるよう、NIE活動のエネルギーをさらに高めたい」とあいさつした。
県教委の藤原俊平教育長は「教科書にはない時事がNIEでは学べる」、同市教委の長田淳教育長は「深い思考力を養うためにもNIEのさらなる展開が必要」とした。(橘高 声)=17日付神戸新聞朝刊ひょうご総合面
実践指定校は次の通り。
【日本新聞協会認定】〈小学校〉新規=神戸市立白川、同市立横尾、姫路市立大塩▽継続=神戸市立淡河、尼崎市立立花南、養父市立宿南〈中学校〉新規=神戸市立丸山・西野分校、加古川市立加古川、南あわじ市・洲本市組合立広田▽継続=神戸市立神陵台、尼崎市立南武庫之荘、加古川市立志方〈中高連携〉継続=神戸山手女子〈高校〉新規=県立須磨友が丘、県立加古川西、神戸市立葺合、神港学園、クラーク記念国際▽継続=県立伊川谷〈特別支援〉継続=県立播磨
【県推進協認定】〈小中連携〉新規=姫路市立豊富〈高校〉新規=県立兵庫、県立西宮
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教育現場で新聞の活用を進める県NIE推進協議会の総会が6月16日、神戸市中央区で開かれた。令和4年度の実践指定校に23校を内定。また、小学校と高校の連携授業の実施などの新規事業計画を承認した。
総会には、推進協議会を構成している、県教委や神戸市教委、県内の小中高、新聞社・通信社の代表者らが参加した。あいさつに立った藤原俊平県教育長は「ウクライナの問題など、教科書からは学べないことをNIEの授業で学ぶことができる」と意義を指摘。推進協議会の秋田久子会長は「NIE活動のエネルギーをさらに高めていきたい」と決意を語った。
NIEを積極的に推進する実践指定校には、原則2年間指定される。4年度は、前年度から継続して指定される9校に加え、神戸市立丸山中学校西野分校など新規校11校、県NIE推進協議会が独自に認定した3校が内定した。日刊紙の提供を受けたり、記者派遣事業を利用したりしながら、NIEに取り組む。=17日付産経新聞朝刊神戸版
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学校教育に新聞を活用する「県NIE推進協議会」の2022年度総会が6月16日、神戸市内で開かれた。夜間中学での新聞活用や、高校生が小学校に出向く連携授業の開始など22年度の事業計画を承認した。
推進協は県内の学校や教委、新聞・通信社で構成され、授業への記者派遣事業などを展開している。推進協の秋田久子会長は「よりよい授業を子どもたちに届けられるよう、活動のエネルギーを高めていきたい」と抱負を述べた。=29日付毎日新聞朝刊兵庫版
内定した22年度のNIE実践指定校は次の通り。
【小学校】神戸市立淡河▽同市立白川▽同市立横尾▽尼崎市立立花南▽養父市立宿南▽姫路市立大塩【中学校】神戸市立神陵台▽同市立丸山・西野分校▽尼崎市立南武庫之荘▽加古川市立志方▽同市立加古川▽南あわじ市・洲本市組合立広田【中高校】▽神戸山手女子【高校】県立伊川谷▽県立須磨友が丘▽県立加古川西▽神戸市立葺合▽神港学園▽クラーク記念国際【特別支援学校】県立播磨【推進協独自認定】姫路市立豊富小中▽県立兵庫高校▽県立西宮高校
[写真説明]兵庫県NIE推進協議会総会であいさつする秋田会長=神戸市中央区栄町通1(神戸新聞社提供)