記者派遣

たつの 播磨特別支援学校生 命の大切さを記事から学ぶ 来春の就職目指し

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神戸新聞アドバイザーが講師に

 県立播磨特別支援学校(たつの市揖西町中垣内)で来春の就職を目指す3年生25人が5月19日、新聞の読み方を学ぶ授業を受けた。神戸新聞社NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが取材や紙面編集の舞台裏をかみ砕いて解説した。

 同校は日本新聞協会のNIE実践指定校。今回は知的障害がある就業技術科の生徒が参加した。三好アドバイザーが「記事には5W1Hが必要。何の略でしょうか」と質問すると「いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように」と正解を答える生徒もいた。

 米大リーグの大谷翔平選手の記事を題材に5W1Hを確認するなどにぎやかに進んだ授業だが、ウクライナ関連の話題になると生徒たちは真剣な表情に。「弱い人の命と人権を守ることが記者の大事な役割です」との言葉に聞き入った。

 三好アドバイザーは、白血病から競技復帰した競泳、池江璃花子選手の話題など「読者を励ます明るい記事も必要」としつつ「戦争終結に向けて何ができるかを考えよう」と結んだ。(直江 純)=20日付神戸新聞朝刊西播版

[写真説明]紙面を題材に授業を進める三好正文シニアアドバイザー=播磨特別支援学校

※同校は本年度、日本新聞協会のNIE実践指定校(継続校)に内定。「わたしの感想NIE」に生徒のみなさんの感想を掲載しています。