神戸新聞アドバイザーが講師に
NIEの一環として、「新聞を使った調べ学習」の授業が4月13日、神戸市須磨区友が丘1の須磨友が丘高校であり、2年生約240人が参加した。神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。
生徒たちはまず、新聞の特長として、各ページをめくって眺めるだけで必要な情報がざっと分かる一覧性や網羅性について学んだ。
続いて、数人ずつの班に分かれ、この日の神戸新聞朝刊から、各自が気になった記事を選んでお互いに紹介。A3判の用紙に貼り付け、周りにその記事を選んだ理由や、記事について疑問に思ったこと、ネットで調べたことを、ほかの生徒の用紙には記事に対する感想などを書き込んだ。
ウクライナ有事やコロナ禍をはじめ、成人年齢が18歳に引き下げられたのに合わせた連載「成人未満・3人の元少年」、レズビアンと公表している元タカラジェンヌのインタビュー記事、バイデン米政権による臨界前核実験の実施、京大病院が血液型異なる生体肺移植を実施、大阪の激安スーパー「玉出」新業態で芦屋進出、論説委員のコラム・日々小論「冷静なドラマー」など、多彩な記事が選ばれた。
三好アドバイザーは「関心を持った事柄について現状や経緯、背景を下調べして、もっと知りたくなったら疑問点をどんどん書き出し、本格的に調べよう」と呼び掛けた。
[写真説明]選んだ記事について調べたことを書き込む生徒たち=神戸市須磨区友が丘1、須磨友が丘高校
※同校は本年度、日本新聞協会のNIE実践指定校に内定。「わたしの感想NIE」に生徒のみなさんの感想を掲載しています。