記者派遣

有事におけるメディアリテラシーを学ぶ 尼崎・立花南小

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神戸新聞アドバイザーが講師に 

「有事におけるメディアリテラシー」をテーマにした授業が2月28日、尼崎市三反田町2の立花南小学校であり、6年生110人が参加した。神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが、ロシアのウクライナ侵攻について取り上げ、真偽入り交じった情報とどう向き合うかを説明した。

 同校は日本新聞協会のNIE実践校に指定されている。メディアリテラシーはメディアの情報を正しく見極めて使いこなす技術。三好アドバイザーは、ウクライナ有事の背景などを解説。「軍事侵攻などの有事には、会員制交流サイト(SNS)などを通じ、フェイクニュースやデマが拡散しやすい。出所はどこか、裏付けはあるか、情報の真偽を見極めよう」と話し、「ウクライナを取り巻く世界情勢を知り、日本がどうかかわっているか知ろう」と呼び掛けた。

 さらに「新聞が果たすべき役割の中で、平和な世界を築くこと以上に大切なものはない」と強調した。

 数人の班ごとに、神戸新聞「写真ニュース」の昨年12月号~今年3月号からイチオシ記事を選ぶワークショップも行った。三好アドバイザーは「大きなニュースや関心を持った出来事について、友達や家族で話し合ってみよう」と勧めた。

[写真説明]有事に情報とどう向き合うかを考えた授業=尼崎市三反田町2、立花南小学校

授業で使った資料から抜粋

※「わたしの感想NIE」に児童のみなさんの感想を掲載しています。