記者派遣

SNS 情報真偽見極めて 共同通信記者 神戸・神陵台中で授業

sinnryoudaityuukyoudou.jpg

 NIE(教育に新聞を)の一環として、共同通信神戸支局の浜田珠実記者が2月9日、神戸市垂水区神陵台3の神陵台中学校で「情報の正しさ 見極めよう」と題した授業を行い、1年生102人が参加した。

 同校は日本新聞協会のNIE実践指定校。浜田記者は、2016年の熊本地震で「ライオンが放たれた」という誤った情報が被災地を混乱に陥れた出来事などを例に、フェイクニュースの危険性や犯罪性を指摘した。

 浜田記者は「誤解や勘違いから広がるデマもある」と話し、「情報発信には責任が伴う。違う意見の人に話を聞いたり、誰が言っているのか確認したりすることが大切」と強調した。

 授業を受けた吉村大志さん(13)は「会員制交流サイト(SNS)上のニュースは、真偽を見分けることが大事だと思った」、清水厚双(あつな)さん(13)は「記者には、正しい情報を届けるため頑張ってほしい」と話した。(三好正文)=10日付神戸新聞朝刊神戸版

[写真説明]「デマの拡散は社会の混乱を招く」と共同通信の浜田珠実記者が話した授業=神戸市垂水区神陵台3、神陵台中学校

※「わたしの感想NIE」に生徒のみなさんの感想を掲載しています。