記者派遣

「阪神・淡路」27年、神戸・大沢小で震災授業


oozousyokobe.JPG神戸新聞アドバイザーが講師に

 阪神・淡路大震災の教訓を伝える授業が1月14日、神戸市北区大沢町中大沢の大沢小学校であった。神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務め、体験談を交えながら「自分と家族、友達の命を守ろう」と呼び掛けた=写真。

 全校児童64人が参加。児童たちは、校内に展示された神戸新聞の災害写真を事前に見学して授業に臨んだ。

 大震災当日、神戸・三宮の本社で宿直勤務だった三好アドバイザーは「激しい揺れで窓ガラスが粉々に吹き飛んだ」「発生時刻に起きていたので助かったと思う」と振り返り、「あの日から27年がたとうとしている。大切なのは記憶を語り継ぐことだ」と話した。

  「各地で豪雨災害などが相次いでいる。災害知識を身につけないと命を危険にさらすことになる」と強調した。

 小渕達也君(6年)は「阪神・淡路大震災の被害について知らない人に伝えたい」、三辻莉央さん(6年)は「6434人が亡くなったことを知って怖くなった。災害に対して恐怖心をもちたい」と話した。

※「わたしの感想NIE」に児童のみなさんの感想を掲載しています。