神戸新聞アドバイザーが「新聞づくり」指導
音楽家やラグビー選手、ユーチューバーら12業種の専門家らによる授業が11月25日、西宮市宮前町、市立浜脇中学校であった。2年生約240人が実際に体験するなどして、仕事の魅力について学んだ。
同校は新型コロナウイルス禍で中止している就業体験「トライやる・ウィーク」に代わり、昨年に続いて今年も企画した。
大阪フィルハーモニー交響楽団のメンバー5人は生演奏を披露し、軽やかな音色を響かせた。生徒から「音をきれいに出すコツはなんですか」と質問され「こつこつ練習をすること」と助言。ディズニー楽曲などを五重奏で演奏し、生徒たちを魅了した。
大阪府の興国高校ラグビー部の選手たちは基本的なパスやキックの技術を指導。生徒らは真剣な表情で取り組み、ラグビーを楽しんだ。美容師は髪のセットのコツを伝授した。
ヨガインストラクターの授業を受けた富田出海さん(14)は「体験中に足を4回つりそうになった」と笑い、「人に何かを教える仕事に興味があるので、とても勉強になった」と話した。(村上貴浩)=29日付神戸新聞朝刊阪神版
[写真㊤]大阪フィルハーモニー交響楽団の演奏を真剣に聞く生徒たち=いずれも西宮市立浜脇中学校
[写真㊦]ラグビーを楽しむ生徒ら ◆
「新聞づくり」の講座には16人が参加した。神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーから取材や記事執筆のコツを学んだ後、校内を回って各講座を取材し紙面を作り上げた。
※「わたしの感想NIE」に「新聞づくり」の講座を受講した生徒のみなさんの感想を掲載しています。